3月13日、アメリカ・ウィスコンシン州のビルにジープが突っ込んだ。通報を受けて駆けつけた警察官が運転席を見ると、そこには「犬」が座っていた。
“容疑者” カーリーは、5歳のオーストラリアン・シェパードのメスだ。車の所有者の男性によると、パン屋で買い物をするため、近くにあるガソリンスタンドに車を停めたとき、カーリーは車内で待機していた。おそらく、誤ってギアに接触し、発進させてしまったのだろう。
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男性は報道陣に対し「とにかくケガ人がいなくてよかったよ」とコメント。
一方、カーリーが突っ込んだギャラリーは壁が割れるなどしたが、オーナーのメーガン・ルンダルさんは「私も犬を飼ってるんだけど、『お友達を招待するときは正面玄関から入ってもらってね』って言っておいたの」と、報道陣に笑顔で答えている。
メーガンさんはフェイスブックにも「今日はいつもと違う日になりそう(笑)。だれもケガしなくてよかった〜」と投稿。コメント欄は「カーリーに酒気帯び検査をした方がいいぜ」「一緒にパン屋に行きたかっただけじゃないのか?」と盛り上がっていた。
本誌の取材に応じてくれたメーガンさんは、「事故のあと、カーリーが店の中に入ってきたんだけど、すごくかわいかった」と事故直後の様子を振り返る。「もともと、来月にはギャラリーを別の場所に移す予定だったの。今のお店より、もっと広い場所でビジネスしたくてね。そんなとき、カーリーが車で突っ込んできたから……ホント不思議なタイミングだわ」と語った。
今回の事故を受け、カーリーは「免停」になったとネタにされている。地元警察への取材では「ウィスコンシンの人は動物好きの人が多いと思うわよ」と教えてくれた。
お店もジープも被害にあってしまったが、ケガ人もおらず、動物好きの人々にとっては微笑ましいニュースになったのかもしれない。
写真:メーガンさん提供