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張本勲「週刊ご意見番の喝!」老害批判でもまるで関係なし

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2016.11.20 06:00 最終更新日:2016.11.20 06:00

張本勲「週刊ご意見番の喝!」老害批判でもまるで関係なし

『困惑しながら取材に応える中央大・藤原監督』

 

「あの歴史のある中央大が……情報によると、ちょっと内紛があるそうだから」

 

 10月16日の『サンデーモーニング』(TBS系)、「週刊ご意見番」のコーナーで張本勲氏(76)の発言が騒動になった。

 

 前日おこなわれた箱根駅伝の予選会の話題で、名門・中央大が本選出場を逃したことについて冒頭のように発言。これに対し、同大学陸上部部長を務める野村修也氏が番組にすぐさま「事実無根である」と抗議、TBSに訂正と謝罪を要求した。

 

 20日、番組は公式HP上で「誤解を招いた」として謝罪したが、そこに張本氏からの謝罪はなかった。

 

「あの張さんのひと言から、いろいろな目で見られていることに対して、忸怩たる思いはありますね……」

 

 中央大学陸上競技部の寮の前で、本誌の直撃に藤原正和監督(35)は答える。

 

「今回おっしゃっているのは学内、もしくはOBから聞いたから間違いないととれますが、何をもって内紛というのか……。こういう言い方をしては失礼かもしれませんが、番組でさまざまな議論を起こしてきた方ですので。それに対していちいち反論していたら先に進まないかな、と思っています」

 

 張本氏はこれまでも、さまざまな「喝」が騒動に発展してきた。

 

●江川紹子に対して「江川さんが出るなら、私は出ない」
「ご意見番」コーナーでの言葉遣いを理由に江川氏の降板を要求し認めさせた

 

●川﨑宗則に対して「2割2分だったら、野球選手じゃないよ」
 概してメジャーには否定的な張本氏。この発言はダルビッシュに批判される

 

●三浦知良に対して「もうおやめなさい」
 サッカーもお嫌い。「野球でいえばJ2は二軍」と勘違い発言を続けファン激怒

 

●水谷隼に対して「あんなガッツポーズはダメ」
 メダリストにまさかの喝。張本氏自身も現役時代派手なガッツポーズをしていたと批判が

 

●本田圭佑「1年ぶり得点?喝!」
 海外サッカーは大嫌い。得点にも喝!「もっと点を取れ」の趣旨で共感の声も

 

 それにしても、『サンデーモーニング』はなぜ彼を起用し続けるのか。

 

「同番組は29年続く長寿番組で、局の看板。現在も視聴率2桁を取る。長年司会を務め、井上弘TBS会長のゴルフ仲間である関口宏さんの意向が強く出る番組で、張本さんは関口さんと仲がいいので口を出しにくい」(別のTBS関係者)

 

 最近は、張本氏がなにか「喝」を出すたびに、「老害」としてネットで騒ぎになる状態だが、関係ないという。

 

「同番組のメインターゲットはまさに老人たちで、彼らはネットの批判を気にしていない。それどころか『週刊ご意見番』の視聴率は高く、張本さんは暴走気味の『喝』が求められていると考え、期待に応えようとしている。正直、張本さんを面倒くさいと感じているスタッフもいるが、これからも降板はないだろう」(同)

 

 TBSに、張本氏の今後の処遇などを書面で質したが、「番組ホームページをご覧ください。それ以上お答えすることはございません」との回答だった。

 

 攻撃は得意だが守備は苦手。現役時代そのままの張本氏に、「喝」を入れられる人はいない。

(週刊FLASH 2016年11月8日号)

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