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遺体からクレジットカード盗んで航空券を…罰当たりな男が逮捕される
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.04.01 20:00 最終更新日:2022.12.07 18:40
3月30日、アメリカ司法省は、ニューヨーク検視局に勤務していたチャールズ・マクファゲン容疑者(66)とウィーリー・ガーコン容疑者(50)を逮捕したと発表した。2人は、検視局に運ばれた遺体からクレジットカードを盗み、不正使用していた。
報道が流れると、SNSには「なんて罰当たりな」「いつか地獄に落ちるだろう」などと、怒りの声があふれかえった。
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2003年から2016年の13年間にわたって検視官として働いていたマクファゲン容疑者は、「働いているときに検視局の同僚から4枚、仕事をやめた後もカードを6枚渡された。それを使っていただけ」と証言している。
事件を担当した捜査官は「切手やハンバーガーといった、ちょっとした買い物に使っていたようだ」と裁判所に報告しており、およそ150万円の使用が確認されている。
ガーコン容疑者も同様に遺体からクレジットカードを盗み、不正使用していた。
2018年から2020年まで検視局で働いていたガーコン容疑者は、遺体を発見現場から検視局まで運ぶ仕事を担当していた。別の事件で逮捕され、警察が調べたところ、所有者がすでに死亡しているクレジットカードやデビットカードが4名分見つかった。
調べを進めると、そのうち3名の遺体をガーコン容疑者が運んでおり、ようやく不正使用が明らかになった。使用は航空券やエアコン、光熱費など70万円にのぼるという。
報道によると、マクファゲン容疑者は830万円、ガーコン容疑者は550万円で保釈される見込みだが、裁判で有罪となれば最大で10年の懲役刑となる。
アメリカに限らず、クレジットカードの所有者が死亡した場合、親族による「解約手続き」が必要となる。今回の事件では、親族たちが解約せずにそのまま放置していたと推測される。
特殊な職場環境を利用した、なんとも罰当たりな2人だった。