【一コマ漫画】1億総スキャンダル社会

　政府は、都道府県別に発出している緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の追加や延長を決定した。

　菅総理はGW中の人流の減少を強調し、成果とするも、新規感染者数は大都市部を中心に高い水準にあるとして、徹底した対策を継続する方針だ。

　しかし、こうしたコロナ対策の効果には疑問もあり、営業制限を強いられている大型百貨店や飲食店などの事業者からは不満や悲観の声も多い。

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　一方、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長は、5月17日に予定されていたIOCバッハ会長の来日を「大変厳しい」と明かした。

　バッハ会長に関しては、米ワシントン・ポストがコロナ禍での開催を強要しているとして「ぼったくり男爵」と揶揄し、そのほか複数の海外メディアからも同様に批判の声が上がっている。

　菅首相は会見で「安心、安全の大会を実現することは可能」と述べたが、これだけ国内外で批判が集まる祭典も珍しい。

　オリンピックの目的の一つに世界平和がある。オリンピック開催のために人々がいがみ合っていては、本末転倒ではないだろうか。

作者：並木モッズ
デザイナー/イラストレーター/漫画家。Webデザインやビジネス書籍等の漫画を中心に活動。好きな言葉は『言葉にならない』。