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橋下徹の半生を追い続けた作家「彼は田中角栄以来の逸材」社会・政治 投稿日:2012.06.06 00:00

『橋下市長の亡くなった実父は暴力団員だった』

 

 上原善広氏が昨年11月、月刊誌『新潮45』に執筆したルポは反響を読んだ。週刊誌なども後を追い、その後の橋下氏と週刊誌とのバトルのきっかけとなった。しかし上原氏に橋下氏から直接の抗議や反論はなかったという。

 

「精神科医でもある野田正彰氏が、同じ雑誌に書いた精神分析には過剰に反応していましたけどね。医学という権威を持つ学者の言ったことは気になるタイプなんでしょう。ポピュリズムに徹しているので、社会的影響力のある週刊誌には噛みついたんです」

 

 橋下氏のケンカの売り方には特徴があると上原氏は話す。

 

「府の教職員が国歌を斉唱しているか口元をチェックしたり、市職員の入れ墨にこだわったりと、とても細かいことを持ち出して論理を進めていく傾向があります。

 

 大衆やマスメディアがどういうところに食いついてくるのかを肌で知っている。そういう意味では天性のアジテーターですね。テレビタレント時代、いつもノートを取って話術を学んでいたと聞いています。最初から政治家になろうと思っていたんでしょう」

 

 上原氏は、ルポの中で橋下氏の複雑な生い立ちやねじれに満ちた青春時代をたどった。だが、その出自は現在の橋下氏自身の生きざまにほとんど影響を与えていないと上原氏は断言した上で、政治家としての資質をこう評する。

 

「彼の出自と現在の彼自身のあり方は関係がない。さわやかな風貌や人を惹きつける弁舌からは、暗く厳しかった家庭環境をまったく感じさせませんよね。そういったものを超越してしまっているんです。

 

 大阪弁をしゃべらない人が府と市のトップになった。彼がいかに突き抜けたスターであるかという証です。その弁舌といい、叩き上げ度といい、田中角栄以来、50年に一度の政治家じゃないでしょうか」

 

(週刊FLASH 2012年6月19日号)

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