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小室圭さんの反論文書に作家・島田雅彦が提言「眞子さまと内縁婚という手も…皇室のスポークスマンになればいい」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.05.13 06:00 最終更新日:2021.05.13 06:00

小室圭さんの反論文書に作家・島田雅彦が提言「眞子さまと内縁婚という手も…皇室のスポークスマンになればいい」

作家・島田雅彦氏

 

 天皇家をテーマにした数多くの小説を発表してきた作家・島田雅彦氏(60)。

 

 メディアに皇室についての発言を求められる機会も多いが、これまで小室圭さんの一連の騒動について語ることはなかった。

 

 そんな島田氏が、小室さんのみが果たし得る意外な役割について語った。

 

 

「ネットフリックスのドラマ『ザ・クラウン』をご覧になったことはあるでしょうか。

 

 英国女王・エリザベス2世を主役にした物語で、人間関係やスキャンダルが王室への忖度なしに描かれています。英文化省の大臣が、『この物語はフィクションである』と注釈をつけるようネットフリックスに要請し、拒否されたことでも話題になりました。

 

 ヨーロッパでは、王室をモデルにしたドラマや小説、オペラは珍しくないんです。

 

 血なまぐさい抗争がいくつも作品化されていて、その多くは、王位継承をめぐる物語。イギリスなどでは、王位はただ黙っていれば転がり込んでくるものというより、その資格があることを、国民に向け絶えず証明することが求められているのだと思います」(以下、発言はすべて島田氏)

 

令和3年の「新年祝賀の儀」(写真・時事通信)

 

「一方の日本では、皇室を題材にNHKが大河ドラマを作ることはあり得ないし(笑)、天皇を筆頭に、皇室は私的な発言をほとんどしてきませんでした。

 

 もちろん、折々のおことばのなかに、物議を醸すものはありました。上皇陛下は、おことばを全部ご自分でお書きになっているんですよね。リベラルな考えをお持ちで、在位中は最後まで憲法遵守の姿勢を貫かれました。

 

 そのため、退位直前には “極右” の安倍晋三首相(当時)と、どこか対立しているようにも見えました。私は上皇のそんな姿勢を支持しており、それもあって小説『スノードロップ』(2020年、新潮社刊)を書いたともいえます」

 

「スノードロップ」とは、小説の主人公である皇后・不二子のハンドルネームだ。

 

 不二子は、暗号化された「ダークネット」でひそかに外部と通信。SNS上での自身へのバッシングにも目を通し、反論やメッセージを書き込んでいく。

 

「雅子さまが実際にネットで自分へのバッシングを見ていたとは思いません。第三者の私が見ても、気分が悪くなる内容ですから。

 

 ですが、そもそも雅子さまが個人的見解や反論を公にできない構造には、問題があると思います。

 

 雅子さまの支持者は働く女性や、女性への差別に不満を持ってきた人々と重なります。

 

 一方、批判を繰り広げてきたのは、ネトウヨ層です。本来、彼らは根本的に “男尊女卑” の考えを持っていて、雅子さまのようなキャリアウーマンはいちばん嫌いでした。

 

 だから、雅子さまにネガティブキャンペーンを張ったような人たちが、その反動で秋篠宮家を支持してきたという経緯があるのでしょう。

 

 癒やし系で良妻賢母タイプの紀子さまのほうが保守のおじさん受けがいいですし、娘である眞子さま、佳子さまも一時はネットではアイドル並みの人気がありました。

 

 天皇ご一家と秋篠宮家が実際に対立しているとは思えませんが、そんな構図を勝手にネトウヨが作ってきたという気がします。

 

 ところが、佳子さまが長く公務以外のお仕事をされていなかったことから、“高等遊民” だという批判が出たり、眞子さまの婚約内定者である小室圭氏の母親の『金銭トラブル』が発覚してから、ネトウヨの矛先は秋篠宮家に向くようになります。

 

 これは、意外にも雅子さまのネトウヨ人気が急上昇しているのと対照的です。皇后となられた2019年、G20大阪サミットでの雅子さまは、各国のファーストレディに見劣りしませんでした。ファッションセンスや教養でも世界中から称賛を集め、“愛国者” たちの自尊心をおおいに満たしたのです」

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