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愛犬がワニに襲われた!勇敢すぎる飼い主が池に飛び込んで素手で救出
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.05.13 22:00 最終更新日:2022.12.07 18:38
フロリダ州中西部の田舎町に住むマイク・マッコイ氏が注目を集めている。愛犬を守るため、マイクが立ち向かった相手はワニだった。
5月11日、愛犬のラブラドール・レトリバー「ジェイク」とともに日課の散歩に繰り出したマイク。地元の中学校の近くを通り過ぎたとき、どこからともなく1匹のワニが現れた。
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腹を空かせたワニ、その目的はジェイクだ。素早くジェイクを捕らえると、あっという間に、近くの池に引きずり込んでしまった。
それを見たマイク氏は、池のなかに飛び込み、そのままワニと大ゲンカし、なんとかジェイクを救出することに成功したという。
現地メディアの取材に対し、「ワニは動き回っていたけど、なんとか捕まえたよ。あいつの目玉を攻撃して、そのまま地面まで引っ張り出してやったんだ」と当時の様子を語ったマイク氏。ケガも少なく、手を数針だけ縫う程度だった。
事件の舞台となったフロリダ州だが、ワニによる事故が相次ぐことで知られている。
日本爬虫類両生類協会で理事長を務める白輪剛史さんは本誌の取材に対し、こんな話を教えてくれた。
「フロリダ州は、アメリカで最も多くのワニが生息する地域なんです。ワニは温暖な気候を好みます。暖かく、湿地帯が広がるフロリダは、ワニにとって絶好の生息地なんです」
調査によると、マイクに退治されたワニは2mを超えていたとされる。報道陣に対して「なんのためらいもなかったよ」と淡々と振り返るマイクだが、やはり危険な行動であることに変わりはない。
「(ワニに手を出すことは)もちろん、危険です。ワニによる事故はたくさんありますし、日本人の方もワニによって亡くなった事例があります。もしワニに遭遇したら、静かに距離をとりましょう」(前出・白輪氏)
勇敢な飼い主による、マネしがたい救出劇だった。