社会・政治
高橋克也 米内部文書に書かれていた「コカイン所持」逮捕歴
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2012.06.12 00:00 最終更新日:2016.03.01 23:53
菊地直子容疑者が逮捕された後の4日以降、姿をくらましている特別指名手配中のオウム真理教元信者・高橋克也容疑者(54)。
逃走中、高橋は『櫻井信哉』の偽名で生活をしていた。実在する埼玉県在住の『櫻井信哉』さんが、15、16年前に免許証を紛失し、それをなんらかの方法で手に入れた高橋が、それ以降にこの偽名を名乗るようになったと報じられている。
だが、じつは’94年の時点ですでに、高橋が『サクライ』と名乗っていた可能性があることが本誌の取材でわかった。しかも、地下鉄サリン事件が起きる1年4カ月前の’94年11月に米国・ロサンゼルスで逮捕されていたというのだ。
本誌が入手したのは、米国司法省の内部書類とされる1枚の文書だ。その中では、”SAKURAIとしても知られている高橋克也”という日本人を逮捕したことと、”高橋克也は日本の新興宗教であるオウム真理教に所属する”ことが書かれている。
当時の米国捜査当局の関係者がこう証言する。
「逮捕容疑は1オンス(28グラム)のコカインを所持していたことです。その後、手続きに則って米国の捜査機関に供述を取られ、起訴はされずに日本へ帰国させられたはずです。この文書は、供述をもとに司法省の内部文書として作成されました」
高橋がこのときになぜ『サクライ』という偽名を使用していたのかは不明だが、18年前から『サクライ』を名乗っていたとは驚く。
だが、この内部文書が本物だとすれば、当時は無名だった高橋容疑者の逮捕に際して、なぜこのような文書がわざわざ作られたのか。 昨年12月に平田が出頭し、今回、菊地が逮捕された。残った高橋の逮捕で、オウム事件は一応の終止符を打つことになるが、残された闇は深い。
(週刊FLASH 2012年6月26日号)