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ブログが不人気でも意気軒高…トランプ元大統領、2024年選挙を見据える

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.05.23 17:30 最終更新日:2021.05.23 17:30

ブログが不人気でも意気軒高…トランプ元大統領、2024年選挙を見据える

写真:AFP/アフロ

 

 トランプ元大統領が新しくブログを始めたが、まったく人気がないと話題になっている。

 

 1月の米議会襲撃事件を受け、ツイッターやフェイスブック、ユーチューブなどメジャーなSNSのアカウントを凍結されてしまった元大統領。

 

 だが、5月4日に「ドナルド・J・トランプのデスクから」という独自のウェブサイトを公開し、メッセージやビデオを投稿しはじめた。

 

 

 このウェブサイトを担当したのは、熱烈な支持者たちに馴染みの企業でも、シリコンバレーなどの有名企業でもなく、大統領の元選挙対策マネージャーが経営する会社である。

 

 元大統領のメッセージを読もうとすると、まず名前やメールアドレス、電話番号を登録して、情報の通知を受け取ろうという画面が開く。

 

 ここに登録してもしなくても、この画面は出続けるそうだ。新しいメッセージを読もうとするたび、この画面を閉じなくてはならない。

 

 トランプ氏のメッセージのそばには、ツイッターやフェイスブックのマークが並んでいて、ここをクリックすれば、読者はSNSでトランプ氏のメッセージをシェアできる。

 

 ハートマークもついていて、クリックすると “いいね” ができると思いきや、報道によると、ただ色が変わるだけだそうだ。筆者は “いいね” を取り消せず、記事に対して赤いハートが表示されたままになっている。

 

 ツイッターでは、大統領のツイートに何十万というリアクションがあったが、こちらのブログでは、読者はコメントもできない。

 

 トランプ氏に対してもともと辛口だったメディアは、「きちんと機能するのは寄付ページだけ」「人に文章を書かせているだけ」などと手厳しい。

 

 トランプ氏は2009年に初ツイートをしてから、凍結されるまでの12年間に5万6000件以上のツイートやリツイートをし、1日平均13回近い発信をしてきた。

 

 フォロワーはツイッターだけで8800万人以上、フェイスブックが3500万人以上もいた。

 

 だが、ワシントンタイムズが調査会社の情報をまとめたところ、トランプ氏のブログや寄付集め、オンラインショップへのアクセスは急激に落ちており、1月以降は95%減っているそうだ。

 

 試しに「トランプ」という単語がアメリカでどれだけ検索されたかをGoogleトレンドで見てみると、たしかに激減ぶりがよくわかる。

 

 2016年の大統領選挙の週の検索数を100とすると、3月末から今日までの検索数はわずか3であった。

 

 つい半年前には7000万もの得票を得たトランプ氏だが、少なくともネット上ではひと頃のような熱狂は過ぎ去っているようだ。

 

 それでもトランプ氏は意気軒高で、2024年の大統領選を視野に入れているとされる。実際、元大統領の党への影響力はまだまだ健在である。

 

 露出が極端に減った元大統領は、この夏、再び大衆の前に顔を出す予定だ。 そのため、プライベートジェットにロールスロイスのエンジンを積み、新たにペイントし直した。

 

 この機体は、通称トランプ・フォース・ワンと呼ばれている。トランプ氏は、再びエア・フォース・ワン(大統領専用機)に乗れるだろうか。

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