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須藤早貴被告が逮捕直前まで暮らした「家賃35万円」タワマン自宅写真…整理された化粧品以外は“ジリ貧”生活
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.05.31 06:00 最終更新日:2022.02.14 18:10
「紀州のドン・ファン」こと、会社経営者の野崎幸助氏(享年77)が亡くなってから、5月24日でちょうど3年がたった。逮捕され、殺人罪などで起訴された元妻・須藤早貴被告(25)は、いまだ口を閉ざし、容疑を否認している。
「和歌山県警も、『犯行時刻に須藤被告が自宅にいた』『覚醒剤を入手していた』という状況証拠で捜査を進めている現状で、決定的な物証がなかなか出てこないようです。裁判へ移行したあとも長期化が予想されます」(社会部記者)
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4月28日に逮捕されるまで、須藤被告は埼玉県さいたま市を皮切りに、東京都足立区、町田市、練馬区などを転々としていたことが明らかになっている。須藤被告の知人が話す。
「須藤被告は、たびたび『まるで嫌がらせだよ』とこぼしていました。転居するたびに和歌山県警のガサ入れがあって、『もうその住居には住めない』という状態だったそうです。
逮捕時に暮らしていた品川区のタワマンには、2020年9月から住んでいました。当初、彼女は『好きなタレントが(同じマンションに)住んでいるんだよね』と話していました」
須藤被告から「野崎さんを殺した真犯人を突き止めてほしい」と依頼された、社団法人探偵協会代表理事で株式会社オブザーバー代表の戸塚敦士氏は、こう話す。
「和歌山県警の執拗な捜査もあって、須藤被告が住んでいた品川のマンションの賃貸契約と公共料金の名義人は、私にしていました。彼女は、けっして逃げ回っていたわけではなく、ただ『普通に暮らしたい』と話していました。
この1LDKの部屋と駐車場を合わせて、家賃は約35万円です。彼女は毎月、きっちりと私を通じて支払いをしていました」
さらに戸塚氏は、逮捕直後に撮影した須藤被告の部屋の内部写真を見せてくれた。そこにあるのは、大量の化粧品が整理された鏡台、グレーで統一されたソファ代わりのベッド、日用品・お菓子・ゴルフ用手袋などが置かれたローテーブル(冒頭の写真)だった。
“パパ活” に勤しんでいたという須藤被告の生活ぶりが表われていると同時に、整理整頓されている様子や思いのほか質素な暮らしぶりからは、これまでの須藤被告の印象とは少し違うものが感じられる。
「これまで、『部屋が汚なく、片づけられない女性』といった報道もありましたが、そんなことはなく、家具なども、一般的な20代女性の部屋といった印象でした。私は、彼女の本当の姿を世間の人に知ってほしいのです」(戸塚氏)
質素な暮らしぶりは、逮捕前のフトコロ具合も関係していたようだ。須藤被告は野崎氏の死後、会社代表に就任し、報酬の3800万円を手にしている。しかし、14億円以上といわれている野崎氏の遺産の一部がすぐに手に入ると思い気が大きくなっていたのか、須藤被告は逮捕までにポルシェを2台も乗り換えたという。
だが、遺産は宙に浮いた状態で、さらには転居を繰り返し、生活は “ジリ貧” 状態だった。
「事件以前からの馴染みのお客とは、定期的なパパ活を続けていた一方で、『コンビニの店員として働けないかな』と言いだし、実際に3店舗ほどのアルバイト採用に応募していました。やはり『事件のことがあって、採用されなかった』と、本当にがっかりしていました」(前出の知人)
訪れたのは、逮捕という結末だった。須藤被告はそれまで、この部屋で「14億円遺産」という最後の希望を待ち続けていたのだ。
写真提供・株式会社オブザーバー
(週刊FLASH 2021年6月15日号)