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中国軍の「マイクロ波兵器」が六本木の街中で炸裂!?…米国外交官やインド軍兵士が次々と脳に損傷

社会・政治 投稿日:2021.06.02 06:00FLASH編集部

中国軍の「マイクロ波兵器」が六本木の街中で炸裂!?…米国外交官やインド軍兵士が次々と脳に損傷

米軍が開発したアクティブ・ディナイアル・システムと呼ばれるマイクロ波兵器。実戦投入もされている

 

 ある日突然、原因不明の激しいめまい、頭痛や吐き気に襲われ、記憶喪失に――。海外駐在中に、これらの症状を訴えた米国政府関係者は、じつに130名以上にのぼり、なかには脳の損傷が確認されたケースもあるという。

 

「通称『ハバナ症候群』です」と語るのは、元・共同通信ワシントン支局長でジャーナリストの春名幹男氏だ。

 

 

「2016年11月以降、キューバの首都・ハバナに駐在した米国の外交官らに症状が見られたことからつけられた病名ですが、ロシア・モスクワのホテルに滞在した米国中央情報局(CIA)工作員や、中国・広州にある米国総領事館の職員に加え、ホワイトハウスの関係者なども同様の症状を経験したという報道があります」

 

 原因として最有力視されているのが「マイクロ波兵器による攻撃」だ。

 

「2021年4月に、上院情報特別委員会が調査の方針を決めました。米国科学アカデミーが2021年12月に公表した報告書は、『指向性の無線周波エネルギーの可能性がもっとも高い』と指摘しています。

 

 つまり、電子レンジと同じような働きをするマイクロ波による攻撃だというのです。1km離れた場所から、特定の標的を狙うことも可能とされます。

 

 現在、関与を疑われているのがロシアと中国です。東西冷戦時代から旧ソ連は米国大使館にマイクロ波攻撃を繰り返していたとされますし、中国は『インドとの国境付近でインド兵に使用した疑いがある』と英紙が報じています」(春名氏)

 

 この兵器が恐ろしいのは、誰がどこから攻撃しているのかが、わかりづらいことだ。春名氏は、「日本人が標的になることは絶対にないとは言い切れませんが、国際政治情勢を考慮すれば当面は考えられません」と話すが、軍事ジャーナリストの世良光弘氏は、こう指摘する。

 

「重要なのは、マイクロ波攻撃は証拠が残らないということです。『本人の体調不良にすぎない』などと言ってシラを切ることができるが故に、中国国内の日本大使館や領事館が狙われる可能性は十分あります。日本国内でも、外交特権のある中国大使館の敷地内などにマイクロ波発生装置を置くことはできるでしょう」

 

 つまり、中国大使館近くの六本木の街中をぶらぶら歩いていると、密かに照射されたマイクロ波により、ある日突然、頭痛に襲われる――なんてことも、あり得るのだろうか。

 

「可能性はゼロではありません。2019年8月に米国の大統領補佐官だったジョン・ボルトン氏が英国・ロンドンを訪問した際、彼の側近であるホワイトハウスのスタッフがホテルの部屋で原因不明の体調不良に見舞われています。どこでも攻撃はあり得ると考えるべきでしょう。

 

 サイバー攻撃などでジワジワとダメージを与える戦争を『静かな戦争』と呼びますが、マイクロ波による攻撃は『見えない戦争』です。身を守るには、電磁波が遮断される場所にこもるくらいしかないんです」(国際ジャーナリスト・山田敏弘氏)

 

 真剣にアルミホイルを頭に巻く時代がやってきたということか……。

 

(週刊FLASH 2021年6月15日号)

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