社会・政治
元修道女、学校の運営資金9000万円を着服してカジノで大豪遊
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.06.09 22:53 最終更新日:2021.06.09 23:04
6月8日、米連邦地検はカリフォルニア州に住むメアリー・マーガレット・クーパー(79)を詐欺の容疑で起訴したと発表した。カトリック系学校で28年間にわたり校長を務めたクーパー容疑者は、その立場を悪用し、のべ9000万円にのぼる学校の運営資金を着服していた。
校長として、授業料や修道僧たちの生活費、チャリティーで集まった善意のお金など、多額の運営資金を管理していたクーパー容疑者。だが、資金の多くを、現金や小切手というかたちで自分の口座に流し続けていた。
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海外メディアの報道によると、クーパー容疑者は9000万円を超えるその着服金を、クレジットカードの返済に当てたほか、ラスベガスへの旅行費、カジノでの遊興費に使ったという。
自身も18歳から修道女となり、人々の救済のために歩み続けたはずだったが、2018年、ついに悪行が発覚。警察による調査が続き、このたびついに起訴に至った。
弁護人は報告書のなかで「本人は非常に反省している」とし、以前から患っている精神疾患を理由にあげたが、クーパー容疑者はすでに詐欺とマネーロンダリングの容疑を認めている。
ツイッターには「信念と真逆のことをやっていて面白い」「たとえカジノで豪遊しても、そんな大金を使い切れる自信はないよ」といったコメントが並ぶ。
カネの誘惑に負けてしまった元修道女。7月1日にひらかれる予定の初公判では、最大で40年の懲役刑が下される見込みだ。