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人が死ぬ「海釣り堤防」鹿島港・南防波堤では不法侵入で累計72人も…
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.06.11 16:00 最終更新日:2021.06.11 16:00
【まだある「事故多発」堤防】
◯青森県・尾駮漁港防波堤
第二管区海上保安本部によると2015年~2020年9月末に青森県で30人の釣り人が海に落ち、うち13人が死亡や行方不明。東北で最多だ。尾駮漁港では2009年11月、防波堤で釣りをしていた男性が海に転落、行方不明に
◯宮城県・閖上漁港防波堤
河口特有の自然条件で不規則な波が立ち、漁船の転覆事故も多発する。南北にある防波堤は立入禁止だが、釣り人の転落事故が発生している。防波堤にある波消しブロックに転落した男性が死亡する事故もあった
◯三重県・宿田曽漁港内防波堤
「立入禁止の看板は立っていますが、釣り人は入っちゃいます。今年の大型連休もかなり混雑していました。2017年には防波堤の先端で釣りをしていた人が海中に転落して死亡する事故が発生しています」(地元住民)
◯福岡県・片上海岸
2020年10月30日、防波堤で釣りをしていた男性(60代)が海に転落する事故が起きた。「周囲の釣り人に助けられて無事でしたが、防波堤が高いので海に落ちたら上がってこられません」(地元釣り具店店員)
◯福岡県・奈多漁港
2005年7月31日、釣り中の男性(63)が波消しブロックから転落して死亡するなど落水事故が多発している。「立入禁止の看板やフェンスはありますが、それを無視して釣りをする人が多い」(地元漁港関係者)
(週刊FLASH 2021年6月1日号)