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小沢一郎は「ふつう」…47都道府県「政界のドン通信簿」7割が平均点どまり

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.06.14 06:00 最終更新日:2021.06.14 06:00

小沢一郎は「ふつう」…47都道府県「政界のドン通信簿」7割が平均点どまり

小渕優子

●小渕優子/群馬県/当選7回/<がんばりましょう>
(47・群馬5区・自由民主党)

 

 故・小渕恵三元総理の娘。父の急死を受け出馬し、初当選を果たした。2014年には政治資金収支報告書の未記載費用が1億円超と報じられ、家宅捜索を受けた。
「このときも対応は全部、地元秘書におまかせでした。ひと言で言えば “お嬢さん” の域を出ていない」(伊藤氏)

 

●森 英介/千葉県/当選10回/<ふつうです>
(72・千葉11区・自由民主党)

 

 麻生太郎内閣では法務大臣として、9人の死刑囚の死刑執行を命じた。
「環境庁長官などを務めた森美秀氏の息子ですから、選挙は強いんでしょうが、正直、全国的な知名度は低いです」(伊藤氏)

 

●枝野幸男/埼玉県/当選9回/<ふつうです>
(57・埼玉5区・立憲民主党)

 

 菅直人内閣では官房長官として、東日本大震災に直面した。現在は立憲民主党代表を務める。
「立民党を立ち上げたことは評価できる。だが、自民党の牙城を崩す野党再生には、むしろ邪魔な存在。新しい人材を支える立場に変わったほうがいいという声も」(政治部記者)

 

●菅 直人/東京都/当選13回/<がんばりましょう>
(74・東京18区・立憲民主党)

 

 総理も経験したが、かつて年金未納が発覚し、坊主頭でお遍路へ向かったことも。
「彼が総理になったことで、民主党政権が崩壊の歩みを早めたことは間違いない。市民運動家から総理の座に上り詰めたわけだが、生涯、運動家でいたほうがよかったのでは」(伊藤氏)

 

●甘利 明/神奈川県/当選12回/<ふつうです>
(71・神奈川13区・自由民主党)

 

 経済財政政策担当大臣を務めていた2016年、URをめぐる口利き疑惑が報道され、大臣を辞任。
「安倍、麻生とともに『3A』と呼ばれ、自民党の中枢の一人にあげられる。政策能力も高いが、ほかの2人に比べると、政治家としての存在感がいまひとつ」(伊藤氏)

 

●中島克仁/山梨県/当選3回/<ふつうです>
(53・山梨1区・立憲民主党)

 

 医師であり、診療所の院長という肩書も持つ。
「みんなの党から民主党、無所属を経て立憲民主党へ。厳しい道のりを乗り越えて当選を重ねてきたのは評価できるが、これからというところ」(政治部記者)

 

●堀内詔子/山梨県/当選3回/<ふつうです>
(55・山梨2区・自由民主党)

 

 夫は故・堀内光雄通商産業大臣の息子。
「地元の大企業がバックに控えているため、選挙には強い。おかげで公選法違反などする必要はない、という点だけは評価してもいいかもしれない」(政治部記者)

 

●菊田真紀子/新潟県/当選6回/<ふつうです>
(51・新潟4区・立憲民主党)

 

 中国語会話教室の講師から政界へ転身。
「野党にいながら当選回数最多というところは評価できるが、選挙が強い以外、これといった印象がない。よく知りません」(伊藤氏)。
「真紀子」の名前は、同じ新潟選出の元議員・田中眞紀子氏にちなんでつけられたという。

 

●篠原 孝/長野県/当選6回/<ふつうです>
(72・長野1区・立憲民主党)

 

 農林水産省官僚を経て、2003年に初当選。今年3月、ブログに書いた内容が名誉棄損とされ、150万円の慰謝料支払いを命じる1審判決を受けた。
「一般の人とは違った発想をするおもしろい人。変わった人だが悪い人ではない」(伊藤氏)

 

●後藤茂之/長野県/当選6回/<がんばりましょう>
(65・長野4区・自由民主党)

 

 旧大蔵省出身。民主党から立候補し初当選を果たすが、その後、自民党へ。
「いわゆる “民主党逃亡組” の一人で、はたして理念があるのかと言いたくなります。私はこういう人物は評価しません」(伊藤氏)

 

●宮腰光寛/富山県/当選8回/<がんばりましょう>
(70・富山2区・自由民主党)

 

 議員宿舎内で泥酔し他人の風呂に入る、コロナ禍で宴会に参加し、飲んで転んで救急搬送される……と、酒にまつわる失敗が尽きない。
「当選8回で大臣を務めたのが1回だけ、というのも、さもありなんです」(政治部記者)

 

●高木 毅/福井県/当選7回/<がんばりましょう>
(65・福井2区・自由民主党)

 

 2015年、安倍晋三内閣での復興大臣在任中「下着泥棒の常習犯だった」と報じられた。
「こんな事件を起こしては、二度と活躍のチャンスはない。7回も当選しているのには、どんな地元事情があるのか……」(政治部記者)

 

●馳 浩/石川県/当選7回/<よくできました>
(60・石川1区・自由民主党)

 

 プロレスラーとして人気だったが、森喜朗元総理にスカウトされ、政界へ。2020年4月、虐待被害などを受けた女性の支援団体を視察した際、セクハラ行為があったと指摘を受けた。
「 “タレント議員” としては頑張っています。悪い評価を聞いたことがありません」(伊藤氏)

 

●塩谷 立/静岡県/当選9回/<がんばりましょう>
(71・静岡8区・自由民主党)

 

 コロナ禍で帰省が自粛されるなか、昨年は凧揚げ大会、今年はセミナーのため地元に戻り非難を浴びた。
「派閥内の評価はけっこう高い。その割には目立たない存在」(政治部記者)

 

●赤松広隆/愛知県/当選10回/<がんばりましょう>
(73・愛知5区・立憲民主党)

 

 初出馬時は日本社会党から。その後、民主党鳩山由紀夫内閣で農林水産大臣を担当し、立憲民主党へ。農水相時はウシ口蹄疫問題への対応が批判の対象になった。
「党を移っても旧社会党の影響力で染めてしまうことの悪影響は大きい」(伊藤氏)

 

●古屋圭司/岐阜県/当選10回/<ふつうです>
(68・岐阜5区・自由民主党)

 

 1990年の初当選時、後援会幹部による買収事件で逮捕者を出した。
「どちらかといえばタカ派で、拉致問題にも熱心に取り組んでいます。でも、若いころは目立っていたのに最近は存在感が薄れています」(伊藤氏)

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