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「茨城一家殺傷に手口が酷似」…もうひとつの “ポツンと一軒家殺人” の被害者長男が警察に不信感
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.06.16 06:00 最終更新日:2021.06.16 06:00
「岡庭容疑者が逮捕されたとき、すぐに茨城県警捜査一課に電話したんです。『“こっち”と手口がそっくりじゃないか』って。そうしたら『いま捜査していますから』と、そっけない回答でしたよ……」
と語るのは、茨城県内で飲食店を営む小林照幸さん(49)だ。
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2019年9月、茨城県境町の “ポツンと一軒家” で小林光則さん(享年48)と妻の美和さん(同50)が殺害され、子供2人が重軽傷を負った事件で、県警は今年5月、埼玉県三郷市に住む岡庭由征容疑者(26)を逮捕した。
じつは、この事件の1年以上前の2017年12月、茨城県つくば市の別の “ポツンと一軒家” で、夫婦が殺される事件が起きていた。被害者は冒頭の照幸さんの実父・孝一さん(享年77)と再婚相手の揚子さん(同67)だ。
「犯人はいまだに逮捕されていません。現場となった父の家は、境町の現場から直線距離で約20km。周囲は藪で覆われ、日中でも人通りが少ない場所でした。しかも、財布や貴金属類を取られた形跡がないんです。共通点があまりに多く、境町の事件と同一犯なのではないかと疑っているんです……」(照幸さん、以下同)
遺体発見は2018年1月1日。揚子さんの子供が、正月の挨拶をしようと訪れた際だった。
「私は警察署で父の遺体を確認したのですが、後頭部が割れ、目の端が切れていて、鼻はつぶされていました。額にはハンマーで殴られたような痕もありました。別の署に運ばれた揚子さんのことは彼女の子供から聞きましたが、顔が半分つぶれていたそうです。事件現場の部屋は、壁は血だらけで、布団の下に血の塊がありました。父はかなり苦しかったと思います」
警察は事件当初、怨恨を動機とする犯行とみて、長男の照幸さんも捜査対象とされた。
「父は20年以上前、家を出てて、揚子さんと再婚しました。父のことは同じ男として仕方がないと思ったけれど、私はどうしても揚子さんのことは受け入れられず、よく喧嘩していました。ドラム缶を並べて、『殺してやる、これがお前の墓だ!』と啖呵を切ったこともありました。もちろん、本気ではありませんでしたよ」