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オプジーボに続け「第4のガン治療薬」ペプチドが患者を救う?社会・政治 2017.01.03

『写真:AFLO』

『写真:AFLO』

 

 外科治療、化学療法、放射線治療に続く「第4のガン治療」と呼ばれる免疫療法。それまで「本当に効くのか?」と疑問視されていた免疫療法を、一躍最先端のガン治療にした薬がある。ガン細胞に対する攻撃を有効にする「免疫チェックポイント阻害剤」の「オプジーボ」だ。

 

 現在、「オプジーボ」は悪性黒色腫、非小細胞肺ガン、腎細胞ガン、ホジキンリンパ腫に適応されている。もともとは悪性黒色腫の治療薬として承認されたため、患者数は少ないと想定されていた。そのため、100mgで72万9849円という非常に高価な薬となった。

 

 これは、体重60kgの人の場合、1年間投与で約3400~3500万円の薬代がかかる。もちろん、実際に患者が支払う金額には健康保険が適用される。さらに高額療養費制度を申請すれば、収入によるが自己負担は月に数万円から十数万円程度で済む。

 

 しかし、問題はここからだ。患者を支える健康保険料で国庫には大きな負担がかかってくる。

 

「オプジーボ」が非小細胞肺ガンに適応されて以来、患者数は飛躍的に多くなり、政府は、従来のルールを破る形で薬価の引き下げを緊急決定した。それも2017年2月から半額という大幅な引き下げだ。

 

 現在、日本で承認されている免疫チェックポイント阻害剤は「オプジーボ」以外に2つある。ひとつは「オプジーボ」と同じ小野薬品工業が手掛けている「ヤーボイ」で、こちらも50mgで48万5342円と高価だ。

 

 もうひとつはアメリカの製薬会社の「キイトルーダ」で、悪性黒色腫と非小細胞肺ガンに実績をあげていて、「オプジーボ」のライバルとして注目を集めている。

 

 しかし、「キイトルーダ」は今回の高額薬剤問題を受け、保険適用はいったん見送りとなった。

 

 今まで不可能だと思われてきたガンの治療薬が次々と誕生しているが、あまりに高すぎるのも問題だ。そこで、もっと安価で使いやすい薬として注目されているものがある。

 

 たんぱく質の一種である「ペプチド」を特殊加工して、「第4のガン治療」を目指そうというもの。「ペプチド」を使った薬は構造が比較的単純なため、薬価を抑えられると期待されている。

 

 そのひとつが東大から生まれたバイオ医薬品ベンチャー会社「ペプチドリーム」が手掛けている薬だ。アメリカの製薬会社と開発中で、現在、臨床試験3段階中の1段階目にあたるフェーズ1を行っている。

 

 このほか、久留米大学発の創薬ベンチャー「グリーンペプタイド」や日本電気の関連会社「サイトリミック」など、研究機関が続々増えている。

 

 ペプチドの治療薬が、ガン患者にとっても、国の財政にとっても救世主となる時代が早く来てほしい。

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