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テレビ東京の画期的「五輪中継」に他局が注目「カメラ操作は13km離れた場所からリモートで」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.07.18 11:00 最終更新日:2021.07.18 11:00
開幕を7月23日に控えた東京五輪。無観客での開催となったことで、テレビ観戦を楽しむ人が大幅に増えそうだ。そこで気になるのは、各テレビ局の中継は、どれだけきちんとコロナ対策がなされているかだ。
「地上波での放送時間はトータルで450時間。在京民放キー局が持ち回りで、生中継する予定です。しかしほとんどの局が『自局でどの種目を中継するか』ばかりを強調しており、コロナ対策については語られていません」(放送ジャーナリスト)
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そんななか、中継時のコロナ対策について熱心にPRしている局がある。それがテレビ東京だ。同局の石川一郎社長は、定例会見で中継体制についてこう語った。
「安心・安全な番組を届けるためには、まず我々が自分を守ることをしなければなりません。職域接種で 国立競技場のメインスタジオにカメラを置き、有明の国際放送センターからリモートでカメラをコントロールします。スタジオを密にせず、感染リスクを下げるという狙いです」
もともとテレビ東京は、2020年の新型コロナウイルス問題発生当初から、他局に先駆けてコロナ対策をおこなってきた。
「2020年3月には、グループで出社率を3割程度にする体制を取り、4月の最初の緊急事態宣言時にはこれを2割にしました」(前出・放送ジャーナリスト)
その後、同局は出社率を50%とする「リモート50」計画を発表。2021年1月には、経済ニュース番組『WBS』の大江麻理子キャスター(42)が、マスクを着用したまま番組に出演し、話題となった。
「国立競技場のスタジオからは、メインキャスターの小泉孝太郎(43)、同局の竹崎由佳アナ(28)が中継を担当しますが、彼らを撮るカメラは、有明の国際放送センターからリモートで操作されます。これはかなり画期的で、他局の技術スタッフが、かなり注目しているようです」(同前)
前代未聞の五輪リモート中継。なにより面くらっているのは、小泉孝太郎をはじめとしたスタジオの出演者たちに違いない。