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沖縄配備直前!オスプレイに体験試乗してみたら「酔った」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2012.10.04 07:00 最終更新日:2016.03.01 23:01

 9月27日、防衛省が米軍岩国基地(山口)でオスプレイの体験搭乗を実施した。報道や行政関係者が対象。沖縄、山口、広島の3県の知事や22市町村長が招待されたが、応じた首長はいなかったという。

 

 沖縄への配備直前、いろいろな思惑を感じるが、乗ることでわかることもあるはず。ということで試乗してきた。

 

 埼玉県入間基地から、空自の輸送機で岩国基地へ。米軍海兵隊敷地内でブリーフィングと機体撮影。横から見ると「大きめのヘリ」だが、正面に回ると「ヘリみたいな飛行機」と印象は変わる。

 

「飛行中は座席下に足を入れるな」との説明。事故で座席が落ちて大怪我をした事例があったらしい。 救命具やゴーグルをつけて15時、20人ほどのグループに別れ、それぞれのオスプレイへ。

 

 後部から乗り込むが回転翼からの叩きつけるような風で少しふらつく。 まずは垂直離着陸して回転翼を斜め前方にした「転換モード」だ。いざ離陸。かなり強い垂直方向のG。上昇速度も速そうだ、と思ったら今度は水平方向にGがかかる。体が後ろに持っていかれる感覚。ほかの参加者も一様に驚いている様子だった。

 

 これが「妙な感じ」なのだ。今までCH−47などのヘリには搭乗経験があるが、こんな感覚は初めて。ヘリに乗ったまま飛行機に乗っているような……。

 

 続いて回転翼を固定した「固定翼モード」での飛行。今度は振動とともにバタバタする音が聞こえる。回転翼が前に向いたのだ。機体自体が斜めに傾くと、飛行機が旋回しているかのようだった。

 

 従来のヘリと比べて、優れた機動性があるのは体感できた。騒音も心なしか小さい気がする。ただ、酔いやすい……。

 

 オスプレイとは、猛禽類のタカの一種「ミサゴ」のことだ。動物園で撮影したことがあるが「ミサゴ」はけっして堕ちなかった。

 

(週刊FLASH 2012年10月16日号)

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