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菅首相が直視しない現実…五輪関係者198人感染で「バブル内クラスター化」懸念する声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.07.29 18:25 最終更新日:2021.07.29 18:26
東京五輪・パラリンピック組織委員会は7月29日、大会関連で選手3人を含む24人が新たに新型コロナウイルス検査で陽性になったと発表した。
大会関連の陽性者数としては1日当たりで最多とされ。陽性者は7月1日以降で累計198人となった。
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「国内でも感染者は過去最多を記録しており、五輪による“お祭りムード”が感染を広げているのではないかという見方もあったなかで、関係者もどんどん感染していっています。
IOCのアダムス広報部長は7月29日の会見で、『五輪関係者は最も頻繁に検査されており、パラレルワールドみたいなものだ。われわれから感染を広げていることはない』と強調していましたが、大会関係者内でのクラスターを危惧する声は止みません」(政治部記者)
じっさい、ネット上ではこんな声が上がっている。
《そろそろバブル内クラスターが起こるんじゃないですか。わかりきっていたことではあるけど》
《晴海の住民の人たちでクラスター感染が起きたら、やっぱり五輪のせいだと思ってしまうよな…》
共同通信の報道によると、陽性者の内訳は、選手3人のほか、業務委託スタッフ15人、大会関係者6人。海外在住者が7人、国内在住者が17人だった。選手3人と大会関係者1人の4人が選手村(東京・晴海)に滞在していたという。
「7月27日、感染拡大を受けて、菅義偉首相は関係閣僚と官邸で緊急協議を開きました。その後、都に3000人の感染者が出たことについて記者団から『どう対応しますか?』と問われるも、取材を“拒否”。五輪がきっかけで国内で再び感染が拡大するようなことがあれば、菅首相への責任追及は必至でしょう」
現実を直視しようとしない菅首相にも、厳しい批判がネット上で寄せられている。
《五輪を開くだけ開いて、その“代償”には政府も目をつむるわけですか……》
《(現状や対策の)説明すらしようとしない人に、総理としての資格はあるのか?》