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どこが安心・安全の五輪?選手村クラスターに入院制限…何も守らぬ菅政権にブチ切れる声相次ぐ
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.08.04 17:15 最終更新日:2021.08.05 12:44
組織委員会は8月4日、ギリシャのアーティスティックスイミングの選手4人と関係者1人が新型コロナウイルス検査で陽性が確認されたと発表した。共同通信が報じている。
報道によると、高谷正哲スポークスパーソンは「クラスター(感染者集団)と言わざるを得ない」との見方を示したという。5人は東京・晴海の選手村に滞在しており、選手村でのクラスター発生は初となる。
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IOCの広報担当者であるマーク・アダムズ氏は、7月29日に、五輪と日本国内の感染者数増加との相関性について、「おそらく世界のどこを探しても、我々は最も検査を受けているコミュニティーといえる。選手村はそれに加えて最も厳しいロックダウンの制限が敷かれている」と否定した。
しかし、選手村内での感染者増加、近辺でのマスクを外しての飲酒問題などが報じられ、かねてより “バブル内クラスター” が懸念されていた。
そして起こってしまった「選手村クラスター」……ネットでは、IOCや政府に対して、厳しい声が寄せられている。
《競技が終わった選手は、感染対策への意識が下がることはわかりきっていたこと。そんなことも把握できていなかったんだね》
《そんなこんなしている間にオリンピックは終わる。何もなかったかのように政府は緊急事態宣言を声高に叫ぶ。終わってるな……》
《安心・安全の五輪が実現できないことは、みんなわかっていましたよ》
《そら見ろ。組織委員会も政府も東京都も確保、遵守しようと言う気はさらさらない》
五輪の裏の “第5波” を受け、田村憲久厚生労働相は8月3日の記者会見で、高齢者や基礎疾患がある人が自宅療養となる可能性があるとの見解を示した。これまでは原則入院だったが「比較的症状が軽く、リスクがそれほど高くない人は在宅も含めて対応せざるを得ない」とした。
支援をともなわない自宅療養は、想定できない重症化のリスクが指摘されている。菅義偉首相が開幕前に叫んだ「安心・安全の五輪」とは何だったのだろうか……。