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「松沢成文を都知事に…」芸人を総動員する”吉本の野望”

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2012.11.21 07:00 最終更新日:2016.03.01 22:47

 11月15日深夜、吉本興業所属の人気お笑い芸人オリエンタルラジオの中田敦彦(30)が、都知事選に立候補を表明した松沢成文氏(54)との対談番組をネット配信するため、都内にある松沢氏の事務所を訪問した。12日には平成ノブシコブシの吉村崇(32)も松沢氏と対談をおこなっている。

 

 松沢氏といえば、前回’11年3月の都知事選で石原慎太郎氏(80)から後継指名を受けるも、一転、石原氏本人が出馬表明したことで立候補を断念した経緯がある。

 

「次期都知事選に出馬したいという意向があった松沢氏は、吉本が進めていた47都道府県活性化プロジェクトに共感し、浪人している間は吉本に所属して活動することにした。吉本側も、松沢氏の人脈を使って全国の各自治体首長などを紹介してもらえる。しばらくは吉本に所属して知名度を上げ、都知事選に向け準備をしていくつもりだった」(吉本関係者)

 

 ところが石原氏が次の衆院選に出馬を表明し、都知事を辞任。それにより、松沢氏が選挙に向けて動き出す時期が予定より早まることになってしまった。そのぶん準備不足は否めず、知名度アップのためにも芸人の力を借りる必要があったのだ。

 

 吉本としても、自社の所属から都知事が誕生すれば、たんなるお笑いの会社ではなく全国的なエンタテインメント会社として認知される公算が大きい。

 

 そのため、松沢氏が立候補を決めるとすぐに応援態勢作りに着手。松沢氏が立候補を表明する数日前には、吉本の東京本社には大崎洋社長(59)以下約20人の幹部らが招集され、緊急社内会議が開かれたという。

 

「松沢氏はそこで『覚悟を決めて挑戦するのでよろしくお願いします』と挨拶。それを受けて社長は、皆に『(松沢氏のことを)頼むわ』と”号令”をかけたんです。特に具体的な指示はありませんでしたけどね」(吉本関係者)

 

 社長の”鶴の一声”で、会社として松沢氏を全面的にバックアップすることに決めた吉本は、抱える人気芸人を次々と応援に投入することを決め、前出のオリラジやノブコブのほかに、ハリセンボンの箕輪はるか(32)などとの対談も予定。木村祐一(49)やロンドンブーツ1号2号の田村淳(38)なども送り込もうと目論んでいる。

 

『松沢都知事誕生』で吉本の東京進出最後の野望はかなえられるのか、芸人たちの”腕”にかかってる!?

 

(週刊FLASH 2012年12月4日号)

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