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クマが8台の車のドアを開けて食料探し…周辺住民は恐怖におののく

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.08.11 06:00 最終更新日:2022.12.07 18:31

クマが8台の車のドアを開けて食料探し…周辺住民は恐怖におののく

ツイッターより

 

 クマの恐ろしさは世界共通のようだ。

 

 8月7日、アメリカ・コロラド州の公園野生生物局は、同州エステスパーク付近に停められていた8台の車が、クマによってたった一晩で損傷されたと発表した。

 

 被害にあった車はすベて鍵がかかっておらず、ドアが開いた状態で発見された。車内には、クマの爪によって引っ掻かれた痕跡も確認されている。

 

 

 空腹だったクマは、食料となりそうなものを探していたと見られる。ドアが開けられた車すべてに食料があったわけではないが、「鍵のかかっていない車」をターゲットに、次から次へと物色したらしい。

 

 同局は、現場写真をツイッターに掲載し、付近の住民へ注意を促した。

 

「みなさん、車のドアと窓、もちろん自宅にも、常に鍵をかけるようにしましょう。あなたの安全を守るため、そして、かけがえのない動物たちを守るためにも、ご協力をお願いします」

 

 ツイッターには、今回の事件に対して

 

《私が住んでいた町でも、同じようなことがあったわ。怖い怖い》
《鍵をかけないで車を放っておく方にも、問題ありね》
《車に乗っている時に襲われるよりかはマシさ》

 

 といった反応が集まっている。

 

 今回の事件が起こったコロラド州には、およそ2万頭のクマが生息しているとされ、過去には、クマによる傷害事件も発生している。

 

 2017年7月、キャンプに訪れていた19歳の男性がクマに襲われた。朝、目を覚ましたところで頭部を噛みつかれ、9針を縫う大ケガ。男性は「ガリガリという音がした。クマの歯が頭蓋骨に当たっていた音だと思う」とコメントしている。

 

 2019年8月には、クマが民家に堂々と侵入。通報を受けて警官が駆けつけると、民家の壁を破壊し、その場を去ったという。住人はたまたま不在で、ケガ人はいなかった。

 

 今年5月には、犬の散歩をしていた女性が、クマの餌食となっている。女性の遺体が発見されたのち、近くで捕獲されたクロクマの消化器官から女性の骨が見つかっている。

 

 今回、騒ぎを起こしたクマは、まだ捕獲されていない。いまのところ負傷者はいないが、周辺住民はいまも恐怖の時間を過ごしている。

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