【一コマ漫画】1億総スキャンダル社会

　自民党総裁選挙へ向けて、政局が活発に動いている。

　菅首相は9月中旬に衆院を解散し、総裁選を先送りする意向との一部報道に対し、新型コロナウイルス対策を最優先するとして、今はその状況ではないと述べた。

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　一方、自民党の岸田前政調会長が総裁選に出馬表明し、「党役員は1期1年、連続3期まで、権力の集中を防いでいきたい」と、党の改革を公約に掲げた。

　これを受けてか、菅首相は歴代最長ポストの二階俊博幹事長の交代など党役員人事刷新の調整に入った。

　おそらく総裁選に向けて岸田氏の公約を意識した動きであろうが、そう簡単に政権浮揚が狙えるとは思えない。

　コロナ対策への不満から、自民党に対する国民の信頼は大きく失われている。選挙のためでなく、これからの日本のための「地盤固め」が早急に必要であろう。

作者：並木モッズ
デザイナー／イラストレーター／漫画家。Webデザインやビジネス書籍等の漫画を中心に活動。好きな言葉は「言葉にならない」