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河野太郎、ワクチン行政を自画自賛で批判の声「人の手柄を横取りするな」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.09.13 17:20 最終更新日:2021.09.13 17:56

河野太郎、ワクチン行政を自画自賛で批判の声「人の手柄を横取りするな」

 

 自民党総裁選への出馬を表明した河野太郎ワクチン担当相は、9月12日放送の『Mr.サンデーSP』(フジテレビ系)に出演。番組内で「自分で言うのもなんですけど……言っちゃいますけど、やはり河野太郎でなかったら、ワクチンはここまで来なかっただろうと、正直、思っています」と自画自賛した。

 

 

 河野大臣は、評価の理由として、ワクチン接種回数の著しい増加などをあげた。

 

「最初は4月末までに、日本向けのワクチン1200万回分と言われていたのを、3400万回まで増やし、GW明けから本格的に高齢者への接種もスタートしました。

 

 菅総理に1日100万回(と言われ)、当時はけっこう高いハードルだと思いましたが、地方自治体がそれぞれ創意工夫ができるよう、厚労省の細かい通知をなぎ倒し、最速160万~180万回ぐらい打ってもらえることができました」

 

「実行力・突破力」をアピールした河野大臣だが、この評価には疑問を抱く声も多い。

 

「河野大臣の手腕によって、ワクチン接種が滞りなく進んだかというと、決してそうとは言えない現状があります。

 

 7月には、『国からワクチンが来ない』として、各自治体で接種予約の停止が相次ぎました。それまで、国としてはひたすら接種ペースを上げることを要請していたため、自治体からは『はしごを外された』という怒りの声があがりました。

 

 河野大臣は、『想定を超えるペースで接種が進んでおり、供給が追いついていないところがある。具体的な供給計画を早めに示す必要があった』として、非を認めています。

 

 もともと、ファイザー製のワクチンが7月以降に供給が減ることは5月時点で発表されていました。国会審議では、このタイミングで、自治体への注意喚起ができたのではないかとの指摘もなされました。

 

 さらに、モデルナ製の調達量が減ることを4月には把握しながら、契約上の理由で7月まで公表していなかったことも問題視されています」(政治ジャーナリスト)

 

 ネット上では、河野ワクチン担当相へ批判の声が集まっている。

 

《どんどんボロが出てきてる。人の手柄を横取りとはね》

 

《県は国からのワクチンが急に減っててんやわんやしてたけどな》

 

《河野大臣でなかったら、もっとスムーズに接種が進んだのに、が、国民の声だぜ!》

 

《受けたい人が受けられないとか、ワクチン会場設けるのも自治体まかせだというのに どこをどう評価したら自画自賛となるのか?》

 

 9月13日には『スッキリ』(日本テレビ系)に出演し、3回目のワクチン接種に関して「十分なワクチンの確保は、もうすでにしています」と明かしている。汚名返上となるだろうか。

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