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マクドナルドの「ドライブスルー」で圧死…急発進した車のドアに挟まれる
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.09.13 20:55 最終更新日:2022.12.07 18:28
事故は日常の至るところで起こりうる。カナダのバンクーバーに住むトニー・アイルズさん(42)は、9月8日、朝食を買うために近所のマクドナルドを訪れた。
注文を済ませたアイルズさんが、ドライブスルーで料金を払うとき、ついデビットカードを落としてしまった。カードを拾おうとドアを開け、運転席から体を出し、手を伸ばした瞬間、事故が起きた。
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車が急発進し、店の壁に激突したのだ。アイルズさんの上半身めがけてドアが勢いよく閉まる形となり、そのまま挟まれてしまったのだ。救急隊が駆けつけたときは、すでに死亡していたという。アイルズさんが誤ってアクセルを踏み、車が急発進したとみられる。
アイルズさんは、愛する妻と2人の子供に恵まれ、幸せな家庭を築いていた。フェイスブックの投稿は、家族の写真で埋め尽くされている。
親族は、現地メディアの取材に対して悲痛な心境を打ち明けている。
「愛する家族のために、とことん尽くすような男だったよ。家族だけじゃない。出会ったすべての人を、喜ばせようとしていた」
クラウドファンディングサイト「GoFundMe」では、家族への支援金を募るページが開設され、9月13日現在、およそ500万円が集まっている。
SNSでは、今回の事故について多くの声が寄せられた。
《想像するだけでも恐ろしい》
《残された家族が、すごく心配。神の御加護を》
《ドライブスルーのレーンって、狭くて危なっかしいのよね。もっと広くしてほしい》
ほんの一瞬の気の緩みが、命取りとなってしまった。警察も、「このうえない悲劇だ。被害者の家族と友人たちに心からの冥福を祈る」とコメントを公表している――。