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年金2300万円!オバマ元大統領を待ち受ける「悠々自適」生活

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2017.01.29 06:00 最終更新日:2017.01.29 11:19

年金2300万円!オバマ元大統領を待ち受ける「悠々自適」生活

 

 トランプ新大統領が、さっそくさまざまな政策を打ち出し、世界中の注目を集めている。
 一方、退任したオバマ元大統領は、これからひっそりとした生活が始まる。大統領を辞めた後は、政治の表舞台には二度と関わらないのがアメリカの慣例なのだ。日本とは、辞めた後の過ごし方が大きく異なる。

 

 激務の後とはいえ、オバマ元大統領はまだ55歳。仕事をしないでも暮らしていけるものなのだろうか?

 

 まず定期的に受け取れる収入としては年金がある。金額は毎年見直されて現在は20万5700ドル。日本円に直すと2300万円ほど。元大統領が亡くなった場合は、未亡人となる夫人が年間2万ドルの年金を受け取ることになる。

 

 ホワイトハウスを出て、私邸に移る費用などは、もちろん国家が負担する。また、スタッフやオフィスにかかる経費も、上限はあるが生涯受け取ることができる。

 

 高額で知られる医療費の心配もない。元大統領と夫人、未成年の子どもはアメリカ軍が運営する病院での治療が受けられる。オバマケアは廃止目前だが、オバマ前大統領自身は一安心といったところか。

 

 ちなみに、万一亡くなった場合も、慣例では国葬で送られることになっている。

 

 元がついたとしても一度大統領になれば注目を浴び続ける。そのため、辞退しない限り、シークレットサービスの保護を国家負担で一生涯受けることができる。この制度は、以前は一定期間のみとされていたが、オバマ前大統領時代に改正された。

 

 生涯名誉は守られ、基本的な生活が保障されることはわかったが、年収は少しだけ高給取りのサラリーマン並みといった印象だ。しかし、実際の稼ぎどころは別のところにある。

 

 まずは高額のギャラが見込まれる講演会だ。一度の講演料は1000~1500万円ともいわれていて、数をこなせば当然収入も上がる。クリントン元大統領は講演会で荒稼ぎしていることが知られ、収入は大統領時代の何倍とも何十倍ともいわれている。

 

 もうひとつ高額のギャラが見込まれるのが自伝や回顧録だ。
大統領就任前に執筆した『マイ・ドリーム』が大ヒットしたオバマ前大統領の回顧録は、これまでの元大統領が記したものより売れると予想されていて、その権利だけでも1000万ドル以上になるとみられる。

 

「過去の人」になる前に続けて発表すれば、さらに高額のギャランティを得られそうだ。現役時代は巨大な権力を持ち、引退後は巨額の保障を得られるのがアメリカ大統領の特権なのだ。

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