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歌舞伎町のホスト200人が“密”すぎる運動会を開催…「リレー走」ではノーマスクで全力疾走
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.09.19 06:00 最終更新日:2021.09.19 06:00
9月某日、雨交じりの天候にも負けじと、東京郊外にある運動公園に、ジャージ姿で集まった大勢の若者たち……。
「歌舞伎町の新興ホストクラブの現役ホスト200人が集まり、“運動会”が開かれたのです。新興とはいえ、歌舞伎町では大手のホストグループです。大手となれば、関係会社にバーや居酒屋店、焼き肉店など、飲食業を含む総合飲食グループを形成しています。この運動会も、従業員の福利厚生の一環です」(業界誌ライター)
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とはいえ、日頃から売り上げ競争に狂奔し、体の芯まで個人の成果主義が染みついているホストのこと。チームプレーは苦手なのか、チームは9人前後で一組、29チームが総合優勝を争うのだという。
「種目はぐるぐるバット、障害物リレー、騎馬戦、大縄跳びや、400メートルリレーなど……。昔“ヤンチャ”だったホストの中には、運動神経が良い者も多い。MVPと上位3チームに金一封も出るので、結構、真剣勝負だったようです」(前出・業界誌ライター)
もっとも、コロナ禍の真っただ中ということもあり、緊急事態宣言下にある都道府県の場合、この秋の小中学校の運動会は中止に至ったケースが多い。
感染拡大の原因の一つとされた接待を伴う飲食店の中でも、特にクラスター感染の場として指摘されてきたホストクラブが運動会を決行することで、再び非難の的になることは考えなかったのだろうか。
しかし、別の大手ホストグループの幹部は事も無げにこう言うのだ。
「確かにクラスターを起こした店舗は複数あった。当然、休業することになり、この間、売上が立てられず離職したホストも多い。ただ、歌舞伎町のホストは新宿区や商店組合と連携してPCRを全員検査に近い状態で行っているため、今も感染者の捕捉率が高い。一足先にWITHコロナを達成してるんです」
ただ、この運動会では、マスクを外したホストの姿が散見された……。捕捉率が高いといえども、いまこの状況下で“ノーマスクで密”を作り出していることが危険なのは言うまでもない。