社会・政治社会・政治

経団連米倉会長 年収1億円超も自宅は”幽霊屋敷”

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2013.03.11 07:00 最終更新日:2016.03.01 22:33

 横浜市内のとある住宅街。日本経団連第3代会長を務める米倉弘昌・住友化学代表取締役会長(75)の自宅は、すさまじいありさまだった。「あのあたりならば、地価は坪50万円といったところ。敷地は約49坪だから、土地だけで2400万円ほどですかね。建物(2階建て約208平米)はさすがに古いので値段がつかないかも(苦笑)」(地元の不動産業者)

 

 今春闘で、アベノミクス円安による企業増益を賃上げに回すことを断固拒否する21世紀の”財界総理”の自宅は、周辺でも敷地は広いが、”豪邸”とはいえないようだ。

 

 正面玄関は錆び果てて取っ手がないどころか、よく見ると門自体が門柱から外れかけている。曲がった鉄柵越しに見える庭には、ひっくり返ったデッキチェアや段ボールが。ヒビが入ったブロック塀は道路側に傾いており、地震のときに心配だが……。

 

「米倉会長のお宅だとはもちろん皆知っていますよ。昔からあんな感じですね。まあ、もう少しお手入れをされてもとは思うんですけど(笑)。最近はほとんど姿をお見かけしませんねぇ」(近所の住人)

 

 住友化学関係者によれば、米倉会長は夫人ともども現在は都内のホテル住まいで、この自宅には週に1、2回戻るだけだという。住友化学の有価証券報告書(昨年分)によると、米倉会長の役員報酬は1億2200万円。この自宅土地は’78年にローンを組まずに購入され、建物は米倉会長の親族企業の名義になっている。

 

 この暮らしぶりではさぞや蓄財も……と想像してしまうが、これは清貧とケチのどちらなのだろう。

 

 会長就任当時には、豪快な鼻毛でも話題になった米倉氏。些事にはこだわらない性格ということか。

 

(週刊FLASH 2013年3月19日号)

続きを見る

【関連記事】

今、あなたにおすすめの記事

社会・政治一覧をもっと見る