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意外に大きかったレジ袋の恨み…小泉進次郎氏を涙の退庁に追いやった “トンデモ失策” の代償

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.10.06 18:56 最終更新日:2021.10.06 18:59

意外に大きかったレジ袋の恨み…小泉進次郎氏を涙の退庁に追いやった “トンデモ失策” の代償

山口氏に引き継ぎする小泉氏(写真・時事通信)

 

 10月5日、小泉進次郎前環境大臣が、後任の山口壮氏への引き継ぎを終え、庁舎を後にした。小泉氏は、引き継ぎにあたってどこか目を潤ませるようなそぶりも見せ、“涙の退庁” となった。

 

 しかし、そんな姿に対し、国民の目は厳しかった。SNSでは、

 

《こんなに涙を信用できない人間、久しぶりに見た》

《ハンカチ大臣だね、小泉進次郎氏は、汗ではなく涙を拭く》

 

 と厳しい意見が相次いだのだ。

 

 

 小泉氏への厳しい視線について、政治記者がこう語る。

 

「小泉さんのレジ袋政策に、あらためて大きな批判が集まっているんです。小泉さんは、政策の目的について、環境改善効果を狙ったわけではないとしたうえで、『レジ袋の有料化をきっかけに、環境への問題意識を持ってほしい』と説明してきました。

 

 しかし、日々の買い物でレジ袋がいるかどうかの確認作業が加わり、生活の煩わしさが増えました。持参したエコバッグに商品を入れて店を出てしまう万引きも急増し、レジ袋有料化でいったい誰が得をしているのかわからない状況です」

 

 事態も動き始めている。10月5日には、元オリンピック担当大臣の桜田義孝氏が、自身のツイッターでこう発言した。

 

《地域の皆様からの要望で、レジ袋についてのご要望を頂いております。レジ袋有料化のメリットデメリットについて、私の盟友である山口つよし環境大臣に直接ご相談をさせて頂きました》

 

 現在、このツイートには3.1万のいいねが集まり、賛同の声が寄せられている。

 

《有難うございます。本当に困ってます。レジ袋無料に戻して下さい》

《レジ袋がなくなり不便になって、便乗値上げされただけ。お店の方もいちいち確認するの大変そう。万引きも多くなったと聞くし、良いことなし》

《これは最近稀にみる愚策です 万引きが増え、コロナ禍なのにレジでの会話が増え、マイクロプラスチック削減のポイントはレジ袋じゃないと思います。宜しくお願いします》

 

 初入閣でおこなった政策が、これほど大批判を浴びることを、小泉氏は予想していただろうか。岸田内閣では入閣を逃し、“トンデモ失策” の汚名返上はずいぶん先のことになりそうだ。

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