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「真夏の五輪は無理」橋本聖子会長インタビューを掲載した朝日新聞にブーメラン!「だったら夏の甲子園も考えるべき」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.10.07 18:10 最終更新日:2021.10.07 18:15
「(7月、8月についておこなわれる五輪について)この時期にしかやれないのは無理だと、会長をやってつくづく思った。国際オリンピック委員会が持続可能な大会を考えるなら、世界のスポーツ団体と(新たな)枠組みを話し合う必要がある」
10月7日、朝日新聞が報じたのは、冒頭の橋本聖子・大会組織委員会会長の言葉。橋本会長は5日、同紙のインタビューに応じ、真夏に五輪が行われることについて提言した。
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「やはり大会中は、日本の酷暑に苦しむ選手の姿が多く見られました。しかし、東京大会の招致委員会は2013年、国際オリンピック委員会(IOC)に『五輪が開催される東京の夏は温暖で、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候です』と売り込んでいました。大会中は海外メディアから『話が違うじゃないか』と批判が集まっていました」(スポーツ紙記者)
大会終了から2カ月、橋本会長がこの事実に気づくには、少し遅すぎたようだ。ネットでは「何をいまさら」という声が多く上がっている。
《多くの人がわかっていたし、声をあげていましたよね。今さらこんなことを言われても、無責任すぎます》
《アスリートにとって過酷な時期であることは明らか。何が言いたいの?》
さらに、批判の“矛先”は、このインタビューを掲載した朝日新聞にも向けられた。
「朝日新聞は、日本高等学校野球連盟とともに『夏の甲子園』を主催しています。コロナ禍で、五輪開催について激論が交わされていた5月から6月にかけては、朝日新聞も『五輪中止』の立場で、5月26日には『夏の東京五輪 中止の決断を首相に求める』という社説を掲載しています。しかし、『夏の甲子園』もかねてより酷暑下での開催に対して批判が多いため、朝日新聞にはそのときから『二枚舌だ』との批判が集まっていました」(前出・スポーツ紙記者)
同様の意見は、今回の報道に対しても集まっている。
《じゃあ、甲子園も夏にはやりませんよね? 朝日新聞さん》
《7,8月に屋外競技は特に劣悪なのは最初から分かってた話。このインタビューを報じるなら、夏の甲子園の開催時期について、朝日新聞側も再考すべきでは?》
五輪の反省を会長に求めたはずが、思わぬ“ブーメラン”となってしまったようだ。