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木下富美子都議「再出発」は茨の道に…遅すぎる辞職決断で失った都民からの信頼

社会・政治 投稿日:2021.11.23 18:05FLASH編集部

木下富美子都議「再出発」は茨の道に…遅すぎる辞職決断で失った都民からの信頼

辞職を表明した木下都議(写真:Pasya/アフロ)

 

 7月の都議選中に無免許運転で人身事故を起こし、その後、7回におよぶ無免許運転で在宅起訴となった木下富美子都議が、11月22日に都庁で会見を開き、議員辞職を表明した。

 

 会見では、「小池都知事、支援者の方々に改めてご相談し、都議会議員の職を辞することを決断いたしました。このたびの私の過ちを本当に申し訳なく思っております」と謝罪。

 

 

 度重なる無免許運転に関しても、「遵法精神が弛緩していたことは申し訳なく、猛省しています」と語った。今後免許を再取得することはなく、車も処分したという。

 

 問題が発覚して以降、体調不良を理由に都議会を長期間欠席してきた木下都議。11月9日には約4カ月ぶりに議会を訪れたものの、都議たちの反発により委員会は開かれず、混乱が続いていた。

 

「9日時点では議員継続を宣言していましたが、世間からの強い風当たりによって、およそ2週間で発言を撤回することになりました。

 

 最後は、政治の師である小池都知事から『ここはいったん退いて事故の解決に専念したらどうか。再出発のときは相談に乗る』というアドバイスも。

 

 しかし、都議会による2度の辞職勧告決議を無視したうえ、事故発覚から4カ月以上たってからの辞職は、遅いと言わざるを得ない。最後の記者会見では謝罪や反省の言葉はありましたが、『議員として十分に仕事をさせてもらえないという現実に悩んだ』と不満を漏らす場面もありました。

 

 これでは、無免許運転や事故を反省したというより、追い込まれて渋々辞任したような印象がついてしまう。今後再出発を図るにしても、有権者からの信用を取り戻すのは茨の道だと思われます」(政治ジャーナリスト)

 

 実際に、ネット上からは「なぜもっと早くやめなかったのか」という声が続々寄せられている。

 

《木下都議が辞職表明?遅いよ 都民から「あたりまえ」の声 だよ》

 

《判断が遅いというか何がしたかったのかね。1番は在宅起訴された事が大きいんだろうけど、ここまで逃げ続けてその先に一体何があると考えていたのか不思議でしかない》

 

《木下都議は様々な規範意識かなり欠落してるけど、もっと早く状況認識して辞職してれば次の機会もあったんじゃなかろうか》

 

 木下都議に「次の機会」は訪れるのだろうか。

 

( SmartFLASH )

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