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出馬宣言のアントニオ猪木「9条改正なら“地球防衛隊”を」

社会・政治 投稿日:2013.06.14 07:00FLASH編集部

「こんどの参院選での俺の役目は『もっと面白くしようよ、選挙を。みんなを選挙に参加させようよ』ということ。もちろん維新から出たんだから、維新のために頑張らなきゃいけない。でもそれ以上に俺は、選挙を盛り上げないといけないんだ」

 

 燃える闘魂が、ふたたび国政に立ち上がった。7月21日におこなわれる参院選に、日本維新の会から出馬するアントニオ猪木(70)。古希を迎えたとは思えない力強い声で、堂々の闘魂出馬宣言だ。6日には、東京・渋谷駅前で石原慎太郎、橋下徹両共同代表とともに街頭演説に立ち、大声援を浴びた。猪木が「選挙を盛り上げたい」と話すのには、理由がある。

 

「憲法改正という大事な争点があるのに、たとえば投票率が50%だったらどうなるんですか。自民党が仮に過半数を取ったとしても、有権者の25%が賛成しただけ。それで憲法改正という大事なことが決まってしまう。俺は96条改正には賛成です。でも、みんなが無関心なまま決まるのはよくない」

 

 96条の改正を主張する安倍政権は、そののちには9条改正、国防軍の創設を視野に入れているといわれる。

 

「維新がどう言うかわからないけど、俺は俺の発想で言わせてもらうと、9条を改正するなら、俺は地球防衛隊というのを昔から言ってるんです。たとえばアマゾンのジャングルは毎年東京都の10倍の面積が、違法な開発で消滅してるんですね。これを抑えるには、警察じゃダメなんです。軍の力が必要。相手はみんな火器を持ってますからね。それに対抗できないといけない。そういう、地球防衛隊的な形のものができないかと」

 

 18年間政界を離れていたとは思えないほど熱く語る猪木。そもそも、どうして今回の出馬に至ったのか。

 

「勝手連的に動いてくれた人がいたんです。森(喜朗)先生の関係で自民党にも話があったけど、いまいちばん維新が困ってる。ならばそのために働くのに男気を感じるので。藤井(孝男)さんが間に入ってくれて。政策なんか話してませんよ。審査もなかったし、認定証ももらってないんだもん。維新を批判しているわけじゃないですよ(笑)。橋下さんが政治家になってからは、初めて会ったし、石原さんも向かい合って話したのは、この前が初めてです」

 

 橋下共同代表のいわゆる『慰安婦発言』もあり、維新の会はいま旗色が悪い。ならばそのために力になろう、と猪木は思ったのだという。政界に闘魂注入できるのは、この男しかいない。

 

(週刊FLASH 2013年6月25日号)

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