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木下元都議、辞職しても冬のボーナス獲得…騒動が明るみにした「システムの欠陥」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.12.02 20:30 最終更新日:2021.12.02 20:30

木下元都議、辞職しても冬のボーナス獲得…騒動が明るみにした「システムの欠陥」

 

 東京都議選の期間中に無免許運転を繰り返したとして在宅起訴され、先日辞職した木下富美子元都議。11月30日に公式ホームページを更新し、冬のボーナスと11月分の議員報酬を全額寄付する意向を明らかにした。ボーナスの額は115万5882円だという。

 

 

 木下元都議は、「議会欠席期間中の議員報酬につきましては受け取るべきではないと考え、それを実行しております」としているが、これは、どんなに騒動を起こしても、ボーナスは予定どおり支給されることを意味する。公職選挙法の規定により、受け取りを拒否できないためで、ネットでは「システムの欠陥」を指摘する声が相次いでいる。

 

《仕事能力的にどうこうで支給するしないは横に置いといて、犯罪行為を当たり前のように行った人にボーナスを払うのはおかしい》

 

《木下元都議がどうってより、こういう人に対してもボーナス支給がされるシステムがそもそもおかしいわけで》

 

《こんなことしても貰える制度変えようや》

 

 木下元都議は、事件発覚の7月から3カ月間の議員報酬は、すでにNPO法人などに寄付したと発表しているが、問題は、寄付先の団体が身内や関係者だった場合、何らかの形で報酬を受け取ることが可能な点だ。そのため、一連の寄付行為を “パフォーマンスでは” と疑う声も多い。

 

《ねーねー?誰に寄付すんの?w》

 

《本当に寄付しているのか?マスコミはちゃんと取材して国民に明らかにすべきです!自分が関与している団体だったら問題だよ?》

 

 12月1日には、東京の地域政党「自由を守る会」が、木下元都議への給与・ボーナス支給を差し止めるため住民監査請求を提出している。これを機に、議員システムの欠陥を見直す必要があるのは間違いない。

 

写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ

 

( SmartFLASH )

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