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オミクロン株、感染者確認で忘年会シーズンに“暗雲”…飲食店経営者からも不安の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.12.03 11:00 最終更新日:2021.12.03 11:00
新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス「オミクロン株」について、小池百合子都知事は、国内2例目の濃厚接触者が、都内に46人いると明らかにした。また、このうち36人が、宿泊療養施設に入ることが決まったことも述べた。
国立感染症研究所はオミクロン株について、デルタ株などと比べ変異に「最も多様性がある」と指摘。
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時事通信が同研究所の資料などをもとにまとめたところによると、人の細胞に侵入しやすくなり、感染力が高まったおそれがあることがオミクロン株の特徴。また、ワクチンが効きにくいおそれもあるという。
同変異株による感染拡大で、外国人の新規入国が一時停止されたことなどを受け、大阪で12月9日に開幕予定だったフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは中止に。
「10月に緊急事態宣言が明けて以降、世間は“自粛ムード”から解放され、街に活気も戻ってきていました。
しかし、オミクロン株について報道されて以降、《またいつ飲めなくなるんだろう》といった不安の声があとを絶ちません」(全国紙記者)
忘年会シーズンにさしかかっている今日この頃。都内の繁華街で焼き肉店を営む男性も、この“暗雲”に顔をしかめる。
「この数日、忘年会の予約の電話は毎日かかってきます。多くの人たちが、昨年は忘年会を開くことができなかった。『今年こそは……』という思いが予約の電話からにじみ出ていました。うちも昨年から、都の要請を遵守しておりますが、正直経営はカツカツです。
あくまで“小人数”での来客をお願いしており、感染対策も怠ってはいませんが、また“自粛要請”を受けるのではないかと、ヒヤヒヤしています」
街から再び人足が遠のく日々が、迫っているのだろうかーー。
( SmartFLASH )