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カラオケ店員が“客の性行為をツイート”は「有罪も」と識者

社会・政治 投稿日:2013.06.27 07:00FLASH編集部

カラオケ店員が“客の性行為をツイート”は「有罪も」と識者

写真:AFLO

 

《またヤってる客いるよーん笑笑 カメラで丸見えだからみんなきおつけて―笑笑》

 

 6月9日朝7時、店員がツイッターで広めたのは、カラオケボックスの個室のソファにあられもない姿で寝転がる女性と、彼女の陰部に指を挿入する男性の姿だった。さらに1週間後には、同じ店の別の店員が、個室内で性行為に及ぶカップルの姿をやはりツイッターで晒した。画像を発見したネットユーザーたちによって、店員の素性はすぐに明るみに出た。

 

 大手カラオケチェーンの、埼玉県内の店舗のスタッフ。しかもアルバイトの女子高生だった。女子高生のブログには恐喝や未成年飲酒を思わせる発言や画像があり、彼女はたちまち本名や顔写真まで暴かれてしまった。

 

 記者は現場となった店舗を訪ねた。部屋に入ると、それほど高くない天井の角に監視カメラがついている。カップルは気づかなかったのだろうか。店員に騒ぎのことを尋ねたが「話すと怒られちゃうので、すいません」と言うだけだった。騒ぎになった店とは別の、あるカラオケチェーン店の店長が語る。

 

「おもにラブホテルを使えない高校生が多い。だいたい一日ひと組くらい。店側も、もめると面倒だから基本的には注意しない。外から丸見えとかだと、電話で注意するが……。エッチなことをするお客さんは、監視カメラの向きを変えたり、レンズに絆創膏を貼ったりすることがあるから困るよね」

 

 騒ぎを起こした店員は、おそらく軽い気持ちで映像を晒したのだろうが、立派な犯罪なのだ。日本大学の板倉宏名誉教授(刑法)が話す。

 

「ツイッターで無修正の画像を晒すと、わいせつ図画頒布の罪に問われる可能性がある。18歳以上ならば、2年以下の懲役または250万円以下の罰金もしくは科料、と定められている。リツイートして拡散させた人も同じ。なお、カラオケボックスのような場所でも、行為に及んだカップルのほうは、公然わいせつ罪に問われる可能性がある」

 

(週刊FLASH 2013年7月9日号)

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