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“マフィア・スタイル” 麻生太郎氏が愛用する特注品「サッチェルバッグ」イタリア革製で学生時代にルーツが
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.12.13 06:00 最終更新日:2021.12.13 06:00
選挙に臨む政治家に必要と言われる “3バン” といえば「地盤、看板、カバン」だが――。
第207回国会が開会した12月6日、カバンを持って参議院本会議場に現れたのは “3バン” をすべて持つ自民党の麻生太郎副総裁(82)だった。
国会担当カメラマンが、こう話す。
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「麻生さんがおしゃれなのは有名ですが、本会議場でカバンを持って歩くことはあまりないので、ついつい見てしまいました。
多くの国会議員が持っているビジネスバッグのようなものより、だいぶ小ぶりなのが特徴です。
“マフィア・スタイル” と呼ばれることもある服装とキマっていておしゃれなんですが、あまり見たことのない種類。どういったカバンなのだろう……と思っていました」
この日は、参議院の本会議場で開会式がおこなわれたため、多くの議員は衆議院から移動する必要があった。そのため、ふだんはあまり見ないカバン持ち姿が拝見できたというわけだ。
庶民離れしたファッションセンスから、世間とズレまくった価値観まで、麻生氏はよくも悪くも “上級国民” と呼ばれてきた。それは金銭面においても――。
12月7日に「NEWポストセブン」が配信した「政治資金の使い途 麻生氏は高級車リース336万円、稲田氏は義理チョコ27万円」との記事では、麻生氏の資金管理団体が高級車アウディのオートリース会社に毎月約28万円、年間336万円を支払っていることが指摘されている。
また、過去には麻生氏が着用しているオーダーメイドスーツが「1着35万円」と報じられた。
そのとき「1着35万円は高いのか、安いのか」論争が巻き起こったこともあり、麻生氏の持ち物の「値段の高さ」は、つねに注目されてきた。
あるスタイリストは、「カバンはあまり一般的ではない種類で、おそらくオーダーメイドだと思います。素材などがわからないので、細かい値段は予想がつきませんが、高くても30万円ほどではないでしょうか。物持ちはよさそうです」と話す。
カバンへのこだわりや価格、ブランドなどについて、麻生事務所に尋ねたが、「議員本人でないとわかりかねます」との回答だった。
だが、麻生派の中堅議員の一人はこう話してくれた。
「一度、麻生先生に『珍しいカバンですね』と尋ねたときに教えてもらったのですが、あれは『サッチェルバッグ』というカバンを参考にした特注品なんですよ。
サッチェルバッグは、オックスフォード大学やケンブリッジ大学などの学生たちがかつて使っていたイギリスの学生カバンだそうで、そのショルダー部分を省いたものをイタリアの革製品の工房に頼んで特注しているそうです。
A4サイズも入るかどうかくらいの大きさなのに、『これじゃなきゃダメなんだ』と言うほどのこだわりようだとか。
麻生先生も学習院大学卒業後に、スタンフォード大学大学院、ロンドン大学政治経済学院に留学していますから、そのときに憧れたんだと思いますよ」
祖父の吉田茂氏も “和製チャーチル” と呼ばれた人物。華麗なる一族は、どこまでも英国流ということか。
( SmartFLASH )