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「ひざまずく今上天皇」像から喫緊に迫る譲位問題を考える社会・政治 投稿日:2017.02.27 12:00

「ひざまずく今上天皇」像から喫緊に迫る譲位問題を考える

『写真:日本雑誌協会代表取材』

 

 阪神・淡路大震災、東日本大震災、そして昨年の熊本地震…。災害のたびに被災地を訪れ、床に膝をつき、国民と同じ高さの視線で語りかける。「ひざまずく天皇」のお姿は、いまや国民にとって、今上天皇の代表的なイメージとなった。その思いについて、75年来のご学友である明石元紹氏が語る。

 

「最初、普賢岳お見舞いのときにあのお姿を見たときは、私も驚きました。しかし何度もそういうシーンを拝見するうち、陛下のご意志は本物だ、という気持ちになりました。職業や地位にかかわらず、国民すべてと、一人の人間として丁寧に接する、そのことが、ご自身が国民の象徴となるためにもっとも重要な価値観だと、陛下は考えておられるのでしょう」

 

 こうした「平成流」の振舞いは、まさに皇室2700年の歴史を覆す、革命的な姿であった。それだけに、「神話」の崩壊につながりかねないと、疑問の声も上がる。

 

「総理は、陛下が被災地で膝をつくポーズを真似して、『危ないですよね』と言ったんだ」

 

 昨年9月、安倍晋三総理と面会した際のエピソードを明かすのは、衆議院議員の亀井静香氏。亀井氏が総理を訪ねた目的は、陛下の「お気持ち表明」を受け、総理に助言するためだった。

 

「ご本人の意向や外部勢力では揺るがない、いわば、権力とは無関係の権威という存在こそが、天皇なんだ。だから、もし譲位を認めたら、2700年の歴史を持つ天皇制が崩壊する。私は安倍総理に『総理として、これは絶対に認めてはならん』と話したんだ。総理が陛下の姿を真似たのも、あのような姿勢まで取られて(国民を)慰労されるのは、危ないと心配したから。私もまったく同じ考えだ。この心配は、ご公務を削減して、お見舞いなどを皇太子に代行していただけば、それで決着するんじゃないか」

 

■時代とともに変化しつつ一貫する天皇の「真心」

 

 そもそも、天皇と国民の関係は、時代とともに変化してきた。そのなかで、今上天皇の振舞いを現代に合った在り方として高く評価するのは、京都産業大学の所功(ところいさお)名誉教授だ。

 

「戦前、国民の多くは、天皇を仰ぎ見る『畏敬の念』を前提として持っていました。だから昭和天皇は、それに応えるべく、『威厳』をもって国民に臨むことが必要でした。けれども、今上天皇は、『国民統合の象徴』として、国民の中に入り、理解されることが必要と考え、実績を重ねてこられました。

 

 その結果、多くの国民から『敬愛の念』をもって、仰がれるようになられたのです。しかし、社会状況がどんなに変わっても、変わらないのは、歴代天皇の全国民に対する『真心』です。そこにこそ注目し感謝したいと思います」

 

 喫緊に迫る譲位問題。今度は、われわれが、「真心」をもって議論を重ねていく番である。

(週刊FLASH 2017年2月14日号)

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