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世界がビックリした和歌山の「パンダ絶倫繁殖」の秘密
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2017.02.27 20:00 最終更新日:2017.02.27 20:00
2016年9月、和歌山のアドベンチャーワールドで生まれたジャイアントパンダの結浜(ゆいひん)。1月27日から屋内運動場にて親子での公開が始まり、母・良浜(らうひん)との親子のふれあいを見ることができるようになった。生後130日を過ぎた結浜の様子を同園の飼育スタッフが語る。
「パンダは成獣でも一日に16時間ほど眠る動物ですが、いまの結浜は20時間以上、眠っていますね(笑)。最近は好奇心旺盛で、スタッフの後について歩いてきたりします。歯も生えはじめてきました。
口の中が落ちつかないようで物を嚙むんですが、竹を食べるにはまだ早くて、口にするのは母乳だけです。でも、親パンダを見て、竹を嚙む真似をしたりしています」
難しいとされるパンダの繁殖だが、同園ではこれまで15頭の出産を経験。特筆すべきは、結浜を含めた8頭が自然交配での繁殖から生まれたことである。本場・中国でも繁殖は人工授精が多いなか、その実績は世界的に注目されている。それには、14頭もの父である永明(えいめい)の力が大きいという。
「パンダは発情期が一年に1回しかなく、雌はそのうちで2、3日しかないんです。雌には、お尻を雄のほうに向けて突き上げるような『OKサイン』があります。それでも、発情のタイミングを見極めるのは難しいんです。永明は発情期の雌を察知して、マスターベーションをする。そうやって、雌の発情を私たちに教えてくれるんですよ」