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新型コロナ「デルタクロン株」登場に「そんな合体があるとは」トレンド入りも検出ミスの可能性
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.01.10 19:30 最終更新日:2022.08.16 18:35
東地中海の島国キプロスで、新型コロナウイルスの新たな変異株が発見され、話題となっている。ブルームバーグの報道によると、キプロス大学の研究チームは、デルタ株とオミクロン株の両方の特性をあわせもつ「デルタクロン株」を発見したという。
新型変異株「デルタクロン株」は、デルタ株の重症化リスクに加え、オミクロン株の強い感染力を持つとされる。デルタ株とオミクロン株の同時感染者が発生したことで融合したとみられ、すでに25人の陽性患者が確認されたと同大学は発表している。現時点で「デルタクロン株」の感染力やワクチンの有効性は明らかになっていない。
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日本では、1月に入り、再びコロナウイルスが猛威をふるっている。オミクロン株の国内感染も急増し、1月10日には国内で新たに5561人の新規感染者が確認された。予断を許さない状況と相まって、ツイッターでは「デルタクロン」がトレンド入りしている。
《デルタとオミクロンが合体した「デルタクロン」がリリースされた模様 合体ロボみたくなってきたな》
《参ったなぁ。そんな合体があるとは。デルタクロン、名前だけで強そうだ》
《致死率が高いデルタと感染率が高いオミクロン、、やっかいどころの話じゃないな、、》
と戦々恐々とした声が寄せられている。
一方、一部の研究者からは「デルタクロン株」が変異ではなく、実験の過程でサンプルが汚染されたことによる “検出ミス” ではないかと指摘する声があがっている。ツイッター上では
《デルタクロンについては、おそらく研究所の実験操作の誤りの可能性あり。いずれにしても、冷静に正しい情報を待つ方が無難ですね》
《検査でコンタミ(汚染)が起こって、デルタとオミクロン両方を混ぜてシークエンスを行っただけで、そんな変異ウイルスは存在していないという話が出てきていますね》
など、存在を疑う声もみられる。
同研究チームはこの指摘に対し、入院していない感染者より入院中の人の方が「デルタクロン株」の感染率が高いことなどを理由に反論。「デルタクロン株」が本当に存在するのか、単なるミスなのか、情報が錯綜する事態となっている。
小池百合子都知事は、1月9日、「超音速に『極』をつけてもいいくらいの急速な拡大だ」とオミクロン株への警戒を呼びかけたばかり。残念ながら、コロナにおびえる日々はまだまだ続きそうだ。
( SmartFLASH )