社会・政治
出光興産「創業家」弁護士が辞任直前の「老いらく不倫」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2017.03.12 17:00 最終更新日:2017.03.12 17:00
「ありがとうございます。私は知らない。全然。知らないから。切るわよ!」
夫の不始末を伝えると、インターホン越しに怒りをあらわにしたのは浜田マキ子氏(74)。かつては、夫を置いてアメリカ留学、選挙に出馬しては落選、夫と真逆の公約をぶち上げる……。
世間を騒がせてきた「女傑」だ。
妻の機嫌に恐れおののいているであろう夫の名は、浜田卓二郎氏(75)。東大卒業後、大蔵官僚、衆議院議員4期、参議院議員1期という、輝かしい経歴を持つ異色の弁護士だ。そして、恐妻家として、つとに有名な人物でもある。
「マキ子さんに頭が上がらないというのは、永田町の常識」(自民党関係者)
2016年、出光興産と昭和シェル石油との合併話に、出光昭介
名誉会長ら創業家が株主総会で反対。創業家側代理人として登場したのが、浜田氏だった。
「昭介氏の妻・千恵子氏は日本航空の元乗務員で、マキ子氏はその後輩。それで、浜田氏は代理人に任じられていた」(ジャーナリストの松崎隆司氏)
出光と昭和シェルの協議はドロ沼にはまり、'16年10月に合併の延期を発表。年が明けても話がまとまる気配がない。気が休まらない日々が続いていただろう浜田氏。その日常に潤いを与えたのが、A子さんの存在だったようだ。
1月某日の夜、浜田氏はA子さんをともない、冷え込む都内の割烹料理店に現われた。腰までかかる長い髪と、コートから覗く白い脚が特徴的なアラフォー世代の美人だ。店先では、親しげに女将に挨拶を交わしている。年は離れているが、微笑み合う2人は親子には見えない。この日は、一緒にタクシーに乗り、A子さんを自宅まで送った。
約1週間後、都内のラブホテルに入った2人。2時間後、別々の出口から出てきた。浜田氏は、背後を気にして、しきりに振り返っている。
10日、浜田氏が代理人を辞任したと報じられた。本誌が直撃すると、辞任のことを聞かれると思ったようで、初めは笑みを浮かべていた。「不倫」という言葉に、顔が引きつった。何を聞いても、答えは「していない」の一点張り。だが、雇い主の創業家が大変な時期に……と水を向けると、不意にボロが出た。
「まあ、軽率だったよね……」
たたみかけると、観念したのか、ぼそぼそと話しだした。
「しょっちゅうではない。1、2回の過ちだよ。一種の気の緩みから出た話で。永続的な不倫関係ではないから。それは僕の不徳の致すところだが……」
浜田氏とA子さんは、約1年前に知り合ったそうだ。ホテルに行ったのは3、4回、あくまで割り切った関係と言い切った。夫人を思い出したのか、「いちばん大事な存在はマキ子。選挙で苦労をかけてきたのでね。もう、マキ子は大騒ぎをはじめていますよ」と、遠くを見つめた。悔いるように続ける。
「うーん、くたびれたなあ。男ってのは、つらいもんだよなあ」
一種の気の緩み。その代償は大きい。
(週刊FLASH 2017年2月28日号)