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天皇陛下62歳に…雅子さま、愛子さまと育まれた「家族の絆」の歴史を振り返る
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.02.23 06:00 最終更新日:2022.02.23 06:00
2月23日、天皇陛下は62歳を迎えられた。
常に国民に寄り添われてきた陛下。2021年7月には、東京五輪の開会宣言が話題となった。開会式に出席された陛下は、「私は、ここに、第32回近代オリンピアードを記念する、東京大会の開会を宣言します」と述べられている。
1964年に開催された前回東京大会で、昭和天皇は「オリンピアードを祝い」と表現されていたが、コロナ禍での開催になったことを考慮し、表現を抑えられた。
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昨年12月1日には、長女の愛子さまが20歳の誕生日を迎えられた。成年行事で見せた、ローブ・デコルテと呼ばれる正装の白いドレスを身につけられた姿は、「あの小さかった愛子さまが」と国民を感動させた。
成年にあたり、愛子さまは、「天皇皇后両陛下には、これまで愛情深く大切に育ててくださり、どのようなときも一番近くで支えてくださいました」と20年間を振り返られた。「これからは成年皇族の一員として、一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたい」と決意のコメントも寄せられている。
愛子さまの言葉どおり、両陛下は常に愛子さまを愛情深く導かれてきた。1993年に婚約会見を開かれ、成婚に至った両陛下にとって、愛子さまは待望の第一子だった。
2001年に愛子さまが生まれると、陛下は「人を敬い、人からも敬われ、人を愛し、人からも愛されるように育ってほしい」との願いを込めて、「敬宮愛子」と名づけられた。
2003年、43歳となった誕生日会見で、陛下は「幼少期において、親がしっかりした愛情を子どもに注ぐということは、その子のその後にとっても、とても大切なことだと思います」と語られている。実際に、陛下は忙しい公務の間を縫って、愛子さまの育児に参加されていた。
「愛子さまが幼い頃はおむつを替えたりと、陛下は子育てに積極的に関わられました。静養先で、陛下が愛子さまを抱っこする姿も、よく見られたものです。
また、登山を趣味とされる陛下は、2009年、7歳の愛子さまと雅子さまと那須連峰に登られました。愛子さまも運動が好きですから、楽しい時間だったのでしょう。以来、那須で静養される際は、ご一家で登山をされています」(皇室ジャーナリスト)
そして、雅子さまもまた、愛子さまを支え続けてきた。愛子さまが学習院初等科2年生の頃に不登校気味になったときも、雅子さまは1年7カ月にわたって付き添い登校をされている。
物議を呼ぶこともあったが、この年の誕生日に寄せたコメントで、雅子さまは「昨年から、皇太子殿下とご相談をしながら、どうすれば愛子が安心して学校に通うことができるようになるか、そのために、親として何をしてあげられるのか、日々考え、力を尽くしてまいりました。学校とも相談を重ねてまいりましたが、愛子の学校への付き添いは、与えられた状況の中で唯一取れる可能性として続けてきたものでした」と語られている。
そんな雅子さまのことを、陛下も守り続けてきた。「雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」というプロポーズのとおりだ。
雅子さまが「適応障害」を公表される2カ月ほど前、2004年の会見で「雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」とはっきり発言されたことは、大きな話題となった。
2018年、成婚25年の「銀婚式」に際し、陛下はこう振り返られている。
「この25年間、二人で一緒に多くのことを経験し、お互いに助け合って、喜びや悲しみなどを分かち合いつつ、歩んでまいりました。また、愛子が生まれてからは、愛情を持って子どもを育て、安らぎのある温かくて明るい家庭を築くことを心掛け、三人で日々を過ごしてまいりましたが、家族の絆と、家族がいることのありがたさを実感しています」
雅子さまに対しても、「雅子は、この25年間、大変なこともある中で、色々な努力を続け、また、私と愛子をしっかりと支えてくれており、ありがたく思うとともに、心から感謝しています」と労いの言葉をかけられた。夫婦円満の秘訣は、「笑いを生活の中で忘れないこと」だという。
1993年の婚約会見で、雅子さまは陛下の魅力を「大変忍耐強くて、根気強くていらっしゃること。勇気がおありになること。そして、すごく思いやりがある方」だと語られている。時を経ても、陛下の魅力はまったく変わらないようだ。
この銀婚式の翌年、2019年に陛下は即位された。これからも、ご一家で寄り添い合いながら、歴史を刻んでいかれることだろう。
( SmartFLASH )