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小学生男子が将来なりたいもの1位が2年連続で「会社員」の衝撃…「コロナで日本変わりすぎ」の声

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.03.16 16:45 最終更新日:2022.03.16 21:46

小学生男子が将来なりたいもの1位が2年連続で「会社員」の衝撃…「コロナで日本変わりすぎ」の声

 

 第一生命保険株式会社(以下、第一生命)は2021年3月17日、第32回「おとなになったらなりたいもの」アンケート調査の結果を発表。小学生男子がなりたいものは、2年連続で「会社員」が第1位となった。

 

 同アンケートは第一生命が1989年より毎年、全国の幼児および児童を対象として実施してきた調査だ。全国の小学3年生~6年生・中学生・高校生、計3000人を対象として実施されている。

 

 

 小学生男子の回答は「会社員」に続き、「YouTuber/動画投稿者」「サッカー選手」「ゲームクリエイター」「医師」が並んだ。小学生女子の1位は、こちらも昨年と同じく「パティシエ」。続いて「看護師」「幼稚園の先生/保育士」「会社員」「医師」という結果に。

 

「このアンケートは、世相を強く反映したものとして知られてきました。2014年から3年連続で日本人のノーベル賞受賞者が出た際は、小学生男子がなりたいものの1位に学者・博士が1位になりました。

 

 近年ではYouTuber/動画投稿者は小学生男子にとって憧れの職業として必ずあげられます。

 

 それだけに、小学生男子がなりたいものが2年連続『会社員』だという結果に驚く声は多いのです」(全国紙記者)

 

 ネット上での反応はさまざまだ。

 

《なんかフクザツな気持ちだな。大きな夢が持てないほど日本に希望がないってことではないと信じたいけど……》

 

《コロナで日本、ひいては子供たちの考えも変わりすぎてしまったんだろうな。いまは夢に向かって努力するより、できることをやりやすいようにやる、ということのほうが重要だもんね》

 

《今回の調査結果は、大部分の生徒の勉学目標が、単に良い高校、良い大学に入学することであって、将来の夢に向けて勉学に励んでいる生徒が少ない日本の実情を表しているのではないでしょうか》

 

《まぁ子供は身近な職業を選ぶ傾向にあるというしね。逆にいうと、会社員がそれだけカッコよく見えてるってことじゃない?》

 

 同発表において、第一生命経済研究所ライフデザイン研究部の主席研究員である的場康子氏は《子どもたちは『働きやすさ』を求めて会社員になりたいと思っている》として、こうコメントしている。

 

《コロナ禍でリモートワーク、週休3日制、時差出勤など働き方の多様化が進みました。両親が在宅勤務をしている姿を見て、自分もこんな風に柔軟に働きたいと感じている子どもたちも少なくないのかもしれません》

 

 ちなみに、小学生女子がなりたいものの2位にあがった「看護師」だが、昨年は6位だった。コロナ禍を目の当たりにして、医療に従事したいと思う子供たちが増えているのは心強いといえるだろう。

 

( SmartFLASH )

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