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ハリウッドで活躍する日系女優 通行人からの“突然の暴力”告白…「アジア人ヘイトやめて」と訴える

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.03.17 15:00 最終更新日:2022.03.17 15:05

ハリウッドで活躍する日系女優 通行人からの“突然の暴力”告白…「アジア人ヘイトやめて」と訴える

福原かれん(写真・アフロ)

 

 ハリウッドで活躍する日系女優の福原かれん(30)が、アジア人ヘイトの被害にあったことを自身のInstagramで報告。投稿には、福原を心配する声が殺到している。

 

 日本人の両親のもとに生まれ、ロサンゼルスで育った福原。かつてはNHK『BSベストスポーツ』で現地レポーターを務めた経験もあり、女優としては2016年には映画『スーサイド・スクワッド』でハリウッドデビュー。海外ドラマファンにとっては、現在もシリーズ継続中のAmazonオリジナル作品『ザ・ボーイズ』のキミコ役でおなじみだろう。

 

 

 そんな福原が3月17日、自らの身に起こった体験をInstagramで告白。見知らぬ通行人の男性に、いきなり殴られたというのだ。福原は#stopasinanhate(アジア人へのヘイトをやめて)というハッシュタグを添えて、メッセージつきの画像を投稿している。

 

《私生活についてシェアすることは滅多にありませんが、今日私の身に起きたことはシェアすべきだと思いました。コーヒーを飲もうとカフェに向かって歩いていたら、一人の男が私の頭の後ろをいきなり叩いてきたのです。アイコンタクトもしていなければ、私が変なことをしていたわけでもありません》(福原のInstagramより。訳は編集部)

 

 男性は福原を殴り、そのまま先を歩き続けたという。直後、福原はその男性と対峙しようとも思ったそうだが、男性が福原のほうに向かって歩いてきたときに危険を感じ、思いとどまったという。

 

《数秒お互いに目を合わせた後、彼は私に向かって何かを叫び続け、結局どこかへ去っていきました》

 

 自分の身に起きた身体的被害を踏まえ、福原はこう訴えかけた。

 

《究極的には、私はラッキーだったのでしょう。彼がもう一度殴るために戻ってくる可能性だって、武器を持っていることだってあり得たはずです。今回のことをきっかけに、自己防衛の授業を受けようか考えています。

 

 でもなんで犠牲者のはずの私たちが、そんなことを考えなければならないのでしょう? 女性やアジア系の人々、そしてお年寄りを殴ることで、このような犯罪者たちはどんな満足を得ているのでしょう? 彼らは責任を取るべきです。私たちはコミュニティの一員として、こうした恐ろしい犯罪を防ぐために何ができるのでしょう?》

 

 福原の投稿には、彼女を心配する声が多く寄せられている。日本のネット上でも、「無事でよかった」とするコメントも見られた。

 

《かれん、体験をシェアしてくれてありがとう。起こったことを、本当に残念に思うけど、僕はかれんを愛しています。助けが必要なら、ここにいるよ》(『ザ・ボーイズ』で共演中、同作で青年・ヒューイを演じるジャック・クエイド)

 

《コロナ禍が始まって以降、アジアンヘイトには有効な手が打たれていないイメージ…日本からも声をあげないと》

 

《怖かったし、悔しかっただろうな……》

 

 3月14日には、ニューヨーク州において、67歳のアジア系女性を125回以上殴打した42歳の男性が逮捕された。また、3月2日にはマンハッタン中心部で、2時間のあいだにアジア系の女性7人に顔を殴るなどの暴行を加えたとして、28歳の男性が逮捕されるなど、米国内でのアジア人女性への暴力事件は多く取りざたされている。

 

( SmartFLASH )

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