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ゼレンスキー大統領を支える「美人すぎる妻」は脚本家…桃太郎を朗読、即位の礼で着た服をチャリティに

社会・政治 投稿日:2022.03.25 16:00FLASH編集部

ゼレンスキー大統領を支える「美人すぎる妻」は脚本家…桃太郎を朗読、即位の礼で着た服をチャリティに

オレナ・ゼレンスカ夫人(写真:ZUMA Press/アフロ)

 

 3月23日、日本の国会に向けてリモート演説をおこなったウクライナゼレンスキー大統領。岸田首相ら約500人の国会議員を前に、ロシア軍の脅威にさらされるウクライナへの支援を呼びかけた。

 

 ゼレンスキー大統領は、日露戦争や東日本大震災を想起させるフレーズを巧みに使い、日本人の感情を揺さぶった。スピーチの終盤では、「ウクライナ人は日本文化が好きだ」として、こんなエピソードを披露している。

 

 

「妻のオレナが目の不自由な子供たちのためにオーディオブックを作るプロジェクトに参加しました。このとき妻がウクライナ語で朗読したのが、日本のおとぎ話でした。私たちにとって、そして子供たちにとって、共感できる内容だったからです」

 

 はたして、このおとぎ話とはなんだったのか。国際ジャーナリストがこう話す。

 

「2019年10月9日、オレナ・ゼレンスカ夫人は初めてオーディオブックの録音作業に参加し、『桃太郎』を朗読しました。このとき、あわせて『京のカエル 大阪のカエル』という昔話も収録しています。これは、京都に憧れて大阪を旅立ったカエルが、結局、地元のよさに気づいて大阪で幸せに暮らすという話です。

 

 夫人と日本のエピソードはこれだけではありません。2019年10月、天皇陛下の『即位礼正殿の儀』に招待された夫人は、黄色のロングドレスで出席しました。

 

 このとき、ウクライナでは「黄色は天皇家しか着ることが許されない色である」という誤った情報が拡散して、夫人は強い批判を浴びてしまいます。その後、誤解を解いた夫人は、チャリティオークションにこのドレスを出品し、売上金を小児がん患者の治療のために寄付しているのです」

 

 ゼレンスキー大統領が「元コメディアン」だというのは日本でも報道されているが、正確には、10代で「第95街区」というユニットを結成し、大学卒業後、同じ名前で番組制作会社を起業している。

 

 オレナ夫人とは高校時代からの知り合いで、2003年に結婚。夫人は「第95街区」に脚本家として参加し、俳優時代のゼレンスキー大統領にコントを書くなど、スタッフとしても支えてきた。

 

「ゼレンスキー大統領は、2015年、高校教師が大統領になるという風刺ドラマに主演し、大人気となりました。その勢いで大統領選挙に出て、みごと当選しました。夫人は出馬に反対したそうですが、ファーストレディとなった直後、その抜群のスタイルと美貌を活かし、ファッション誌『VOGUE』のウクライナ版で表紙を飾りました。

 

 今年1月、ゼレンスキー大統領が44歳の誕生日を迎えた際は、自身のFacebookに『私はあなたの愛をいつも感じている。私たちにはあらゆる未来が待っている。だから、あなた自身を守ってほしい。私たちは、一緒に夢見たことを全部実現しないといけないから』と発信するなど、仲睦まじい様子を見せています」(前出・国際ジャーナリスト)

 

 大統領を陰で支えながら、あまり正面に出ることがなかった夫人は、ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まると、一転して国内外に向けて力強くメッセージを発信するようになる。

 

 侵攻が始まった直後の2月24日には、インスタグラムに国旗とともに『今日はパニックにならない。涙も流さない。落ち着いて堂々と振る舞う。子供たちが私を見ている。子供たちに寄り添い、夫やウクライナの人々の側にいよう』と力強いメッセージを掲載。

 

「22日には、フランスの日刊紙『ル・パリジャン』に登場し、ロシアの侵攻を『ウクライナ市民の大量殺害』と強く非難。ウクライナに世界中から手が差し伸べられている現状について、『誰もがノーベル平和賞を受けるに値する』と語るなど、インフルエンサーのような役割を演じています」(同)

 

『ル・パリジャン』によると、現在、夫人はフランスから供給された保育器をウクライナ各地に届ける作業をしているという。危機に瀕した国を守るため、ファーストレディは声をあげ、献身的な活動を続けている。

 

( SmartFLASH )

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