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田母神俊雄氏 国政へ?「3年後の衆院選が視野にある」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2014.02.21 07:00 最終更新日:2016.03.01 21:46

 東京都知事選で61万票を獲得した田母神俊雄氏(65)。この票は、参議院の比例なら当選7〜8人に相当する数だ。多くのマスコミは、田母神氏は泡沫候補のように扱ったが、事前のネット調査での投票ではダントツだった。若者はなぜ「田母神俊雄」に惹かれるのか。今あらためて、田母神氏に話を聞いた。

 

「ネットユーザーは都民以外の方も多いわけですし(苦笑)。20代のネットユーザーなどが私の主張はまっとうだと思った結果ではないでしょうか。それに、ほかの候補が脱原発を主張するなかで、日本の世論が脱原発に向かうのはおかしいと思ったんですよ」

 

 かつて「核武装発言」が大問題になったが、今でもその考え方に変わりはないのだろうか。

 

「国際政治を動かしているのは核武装している国です。しかし、核兵器が使われるなんてことは起きません。これからも日本が二級国家でいいというなら、核武装する必要はありませんよ。日本はどうして国際政治を動かす側に回る努力をしないのでしょうか。米国はこれ以上、核武装国を増やしたくないでしょうが、持っているか持っていないかで、圧倒的に国際社会での発言力が違います」

 

 これらの主張を国政の場でという考えはあるのだろうか。60万票は大きい。

 

「3年後の衆院選が視野にあります。ただ、そのためには国会議員が5人集まり私が党首にならなければ。そして、国会でキャスティングボードを握れること(が立候補の条件)。維新の会との連携?石原慎太郎さん、平沼赳夫さんらとは親しくさせていただいていますから、連携はあるかもしれません」

 

 日本を愛する気持ちは強い。日本はこれから、どうあるべきなのか。

 

「米国は日本を軍事的には自立させません。それで米国製の武器を使わせるのです。他国は武器の輸入もしますが、輸出もしています。すなわち対等の立場です。『国家の自立は軍事の自立、すなわち自衛隊の自立』です。独立国家なのだから、自分の国は自分で守らなくちゃ。日本は軍事的自立もなく、米国のGPSや暗号を使っていますが、もし米国がヘソを曲げてそれらのコードやシステムを変えたら自衛隊は動けなくなってしまいます。

 

 日米が対等になるためには、日本製の武器を輸出すること。かつてのゼロ戦のような優秀な戦闘機を作れば、世界が買ってくれます。量産すれば価格も下がる。それを認識している国会議員があまりにも少ない。リベラル派なんてアホですよ。国を守るという意識がまったくなく、政治感覚もない。

 

 日本は情報戦で中国と韓国にやられっぱなしなのに、いまだに国の守りを米国に依存している。日本の保守といわれる国会議員の大半はアメリカ派。要するに実態は、アメリカ派と中国派がケンカしているだけなんです。日本には日本派がいないんです」

 

 

(週刊FLASH 2014年3月4日号)

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