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前園真聖「酒断ち10年」なのに酒イベントに呼ばれる理由

社会・政治 投稿日:2017.04.01 17:00FLASH編集部

前園真聖「酒断ち10年」なのに酒イベントに呼ばれる理由

 サッカー元日本代表でタレントの前園真聖とタレントの紅蘭が、グリーンハウス社の「家庭用ビアサーバー新商品発表会」に登場した。家庭で手軽にクリーミーな泡を作ることができ、ビアホール気分が味わえるという新商品。

 

 前園は、「3対7がいい(泡の)具合なんですよね」と、ビアグラスにビールを注いだが、「長いことやってないんで、泡だらけになってしまいました」と苦笑いを浮かべていた。

 

 そのビアグラスを隣の紅蘭に渡すと、お酒大好きという紅蘭は喉を「ゴクッ」と鳴らして美味しそうに飲んでいた。その様子を羨ましそうに眺める前園の表情がなんとも言えない。

 

 前園といえば、どうしてもアノ事件を思い出してしまう。そこで、囲みで「もう十分反省もしたし、戒めを解いてもいいんじゃないんですか?」と尋ねると、「いや、自分の中では最低でも(事件から)10年は、という気持ちがあるんです」と即座に答えた。

 

 アノ事件とは、2013年10月、酒に酔い、乗っていたタクシー運転手に暴行をくわえた疑いで現行犯逮捕され、翌日、処分保留で釈放された一件。謝罪会見で、涙を浮かべながら「やってはいけないことをやってしまった。酒は断つ」と誓ったのだ。

 

 10年断酒となると、あと7年。前園がちょうど50歳でお酒が飲めることになる。区切りとしては、誰からも解禁が早すぎると文句を言われず、悪くない選択だ。

 

 ただ、それならば「飲めない」前園をわざわざ酒のイベントに呼ばなくてもいいのに、と思ってしまう。しかし、今の前園の“売り”は、そこなのだ。宣言を絶対破らない意思の強さ。それは前園自身の誠実さも示す。

 

 前園を起用する企業にとって、こんなに安心できるタレントはいない。マスコミは、ちょっとは禁を破るかもしれないと、虎視眈々とイベントに集まってくる。前園は三者の思惑をくすぐる存在なのだ。

 

 だから、「なんで(お酒のイベントに)僕が呼ばれたんでしょうね」と前園が言えば、会場のあちこちで、クスクス笑い声が漏れる。酒入りチョコのイベントに登場したときも、「匂いに敏感になっている」と笑いを取りつつ、食べることを拒否して称賛された。前園は、まだまだ“お酒のイベント”に呼ばれるだろう。

(写真・文/芸能レポーター川内天子)

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