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マスク外す?外さない?100人に聞いた…官房長官は「屋外では必要なし」と発言するも同調圧力に不安の声

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.05.13 16:00 最終更新日:2022.05.13 16:00

マスク外す?外さない?100人に聞いた…官房長官は「屋外では必要なし」と発言するも同調圧力に不安の声

首相がマスクを外さないと事態は動かない?(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

 

 ここ数日、新型コロナ対策のマスク着用について、議論が活発になっている。海外ではすでに「脱マスク」の動きが広まっており、国内でも「マスク着用を緩和すべきでは」という声が出てきた。

 

 議論の口火をきったのは、東京都医師会の尾崎治夫会長だ。5月10日の会見では、「換気がいい場所はそれほど感染リスクがない。屋外では着用を見直してもいいのでは」との見方を示した。

 

 

 これを追うように、12日の会見で松野博一官房長官が「人と距離を十分取れれば、屋外でのマスク着用は必ずしも必要でない。特に気温・湿度が高く、人との距離を2メートル以上確保できている場合は、マスクを外すことを推奨している」とした。

 

 一方、岸田文雄首相は慎重な構えを見せた。12日の参院厚生労働委員会で、「マスク着用を緩和することは現実的ではない」と発言。ただし「屋外で人との距離が十分取れれば、マスクの着用は必ずしも必要ではない」とも語っている。

 

 2020年の新型コロナ流行から約2年、ついに “マスクの呪縛” から解き放たれるときが来たのだろうか。とはいえ、ネット上にはまだまだ不安を訴える声も多い。

 

《行政が「マスクをつけなくてもいいよ」と言ったとしても、マスコミが陽性反応者数の報道を辞めないうちは、同調圧力は続くことでしょう》

 

《日本は同調圧力あるしもう慣れちゃったのもあるしマスク外さんと思うけどな》

 

《外国人観光客を入れるのに、かなりゆるゆるな話になりつつあるのと同時に、マスクは屋外では外していいだろって話になりつつあるのが、不安でたまらない》

 

 現段階で、人々の意識はどう変わりつつあるのか。本誌は、老若男女100人にアンケートを取った。

 

「実際に、外出時はマスクを外そうと考えているか」と聞くと、

 

【絶対に外さない】39人
【家を出るときはつけて、状況を見て外す】34人
【家を出るときは外して、状況を見てつける】18人
【絶対に外す】9人

 

 という結果になった。

 

 数字を見ると、まだまだマスクは必需品と考えている人が多いようだ。それぞれの理由についても聞いてみると、こんな答えが返ってきた。

 

【絶対に外さない】

 

・やはり不安がある
・コロナが完全にはなくなっていないし、また変異株が出てきたから
・マスクをつけてることが当たり前になってしまった
・高齢者なのでまだ恐い

 

【家を出るときはつけて、状況を見て外す】

 

・外出先の状況で大丈夫か判断する。 家を出るときにしていないと持ち運ぶことを忘れる
・周囲に人がいないときのみ外すようにしたい
・一人だけ外してたら恥ずかしい
・近所の人と出会うときもあるので、念のため

 

【家を出るときは外して、状況を見てつける】

 

・リスクヘッジのため
・他人と接する場所まではマスクの必要性を感じない
・出るときは密ではないのでつけないが、人と会うときはつける

 

【絶対に外す】

 

・これ以上、マスクを着用するのは限界。マスクをつけることで逆に体調不良を起こしている
・マスクは呼吸が苦しいから
・意味がない

 

 今後のマスクとの付き合い方についても、思うところを聞いた。

 

「人がいない、少ないと外してもいいのかな? と思いますが、しているのが普通になってきたので不安の方が先にたちます」

 

「少しずつ外す方向で考えていきたい」

 

「風が強い日など、マスクをしていれば髪の毛が乱れても顔が露出せず、気分がラク。顔の印象が気になる場所にはマスクをつけていきたい」

 

「コロナがなくなってもマスクを付ける習慣がなくなることはないかもしれない」

 

 長引くコロナ禍。マスク着用に関して、今後もますます議論が活発化しそうだ。

 

( SmartFLASH )

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