《わたしたち医師は、心をこめてひとりひとりの患者さんに寄り添います。そうして患者さんに信頼された医師が、「かかりつけ医」になるのです》
これは、日本医師会が2022年4月20日に発表した「国民の信頼に応えるかかりつけ医として」のなかの一説だ。その後、同会の中川俊男会長が会見で内容を概説、そこでも「国民の信頼」が重要だと語っている――。
そんな中川会長の、信頼を大きく揺るがすような話が、5月13日、デイリー新潮によって報じられた。
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「中川会長が、“反社疑惑” の男と不適切な交際をおこなっていたというのです。相手は大阪市内で医療業界紙を発行し、指定暴力団との付き合いもあった人物で、中川会長は、その男が2022年3月に亡くなるまで、総額500万円超の金銭を渡していたと報じられています。
同誌の取材に対し、中川会長は『その人物が反社会的勢力との認識はなかった』などと否定していますが、中川会長への信頼は失われたも同然でしょう。彼の不見識な行動が報じられたのは、これで4回めですから……」
1回目は、2021年4月のこと。まん延防止等重点措置が発令されているなかで、国会議員のパーティに出席したと『週刊文春』が報じた。国民に自粛を呼びかけながらの無責任な行動に批判が集中した。
翌5月には、高級すし店で女性とデートしている様子が『週刊新潮』に報じられる。さらに、6月には軽井沢で500人規模のゴルフコンペに参加する予定だったことが『週刊文春』に報じられた(報道後に開催は中止に)。
こうした度重なる報道に、SNSでは批判コメントが殺到している。
《こういう人が、ただ時々出てきては国民に注文をつけるのではなく、本来やるべき仕事をきちんとしていたら、状況は如何だったんだろう?》
《コロナ禍では医師会は何ら責務を果たしていない。医療崩壊だと世間を煽るばかりで、裏ではこんなもん》
《まん防中の寿司デートに反社に送金ってやりたい放題だな》
次回の日本医師会の会長選挙は、2022年6月。中川会長も出馬表明しているが、「国民の信頼」は取り戻せるのか――。
( SmartFLASH )