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超甘党・バイデン大統領への“プレジデント・デザート”は「宮城からお取り寄せ」のジェラート! お店は「てんやわんや」と喜びの声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.05.24 18:16 最終更新日:2022.05.24 18:21
5月23日の午後5時ごろ、東京・白金台にある老舗施設「八芳園」の周辺には、人だかりができ始めていた。
午後7時すぎから、岸田文雄首相(64)がこの場所に米国のバイデン大統領(79)を招き、会食するからだ。そして、大統領専用車の「ビースト」に乗ったバイデン大統領が姿を現すころには、その人だかりは数百人にも及んでいた。
会食場所は八芳園内の料亭「壺中庵-KOCHUAN」。
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「お酒を飲まないバイデン大統領との乾杯に選ばれたのは『広島レモンサイダー』でした。岸田首相は、周囲が『酔ったところを見たことがない』と驚くほどの“酒豪”。それゆえ、乾杯くらいはアルコール飲料で臨みたかったのが本音ではないでしょうか(苦笑)」(取材記者)
会食で岸田首相とバイデン大統領が舌鼓を打ったメニューは以下のとおりだ。
●前菜
<壱の重>
伊勢海老吉野煮 炙り干し子 姫筍 蚕豆 蕨
<弐の重>
くり蟹 ダツ 柑橘ジュレ オクラ 花穂 あおり烏賊 トマト利休和え 芽葱 鯛 三つ葉お浸し 煎り南瓜 帆立 西京とチーズ 新緑餡
●魚料理
信州サーモンのムニエル
徳島野菜 古木柚子とクランベリーのジュ
●肉料理
東京シャモの鉄板焼
自然栽培野菜 フルーツトマトのフォンデュ
●デザート
季節の特選フルーツ
宮城県名取市から届いたジェラートたち
珈琲 紅茶
八芳園の担当者は「会食は終始、和やかに進められ、バイデン大統領もお喜びの様子でした」と話す。
今回のメニューは、バイデン大統領に対してこだわりを持って選ばれている。
「この日に向けて、岸田首相はさまざまなプランを検討していたようです。そのなかのひとつが岸田首相の地元・広島のお好み焼きだったんですが、どうやらそれは出なかったようですね。
会食が終わると、バイデン大統領は八芳園の従業員に対し、日本語で『ありがとう』と笑顔で挨拶し、会場を後にしたようです」(前出・取材記者)
また、この会食で話題となったのがデザートに出されたジェラートだ。
「バイデン大統領は“超甘党”で知られています。なかでも目がないのがアイスクリーム。米国ではオハイオ州での視察の際、移動中にわざわざ大統領専用車を止めて、アイスクリーム店に立ち寄って『ダブルダブルチョコ』を食べたほどですよ」(国際ジャーナリスト)
東日本大震災に際し、当時、副大統領だったバイデン大統領は、宮城県名取市を訪れている。その縁と、大統領がアイスクリーム好きということで、名取市から取り寄せられたジェラートで会食は締められた。
“プレジデント・デザート”に選ばれたひとつが、宮城県名取市の「Natu-Lino(ナチュリノ)」のジェラート。「Natu-Lino」を経営する鈴木知浩さんが喜びの声を聞かせてくれた。
「私はバイデン大統領にお会いしたこともなく、店に来ていただいたこともありませんでしたが、外務省の方が『当店のホームページを見て決めた』と話されていました。
会食にはミルク、抹茶、ダブルチョコのジェラートをお送りしましたが、どれをどれだけ召し上がっていただいたかは、聞いておりません。ただ、選んでいただいたことは光栄ですし、本当に嬉しいことでした」
報道後、すぐに反響があったという。
「昨晩から今日の午前中までに、取材のお話を10件くらいいただきました。注文もお問い合わせもすごくて、午前中は電話が鳴りっぱなし。スタッフ一同、てんやわんやでした(笑)」(同前)
東京だけでなく、日本中を騒がせたバイデン大統領の来日。その影響力は計り知れない。
( SmartFLASH )