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“両手に杖” 岸防衛大臣をお守りする「折りたたみ電動車椅子」…お値段は意外と手頃な26万8000円

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.01 14:51 最終更新日:2022.06.01 14:56

“両手に杖” 岸防衛大臣をお守りする「折りたたみ電動車椅子」…お値段は意外と手頃な26万8000円

電動車椅子で国会内を移動する岸信夫防衛大臣

 

 5月31日、岸信夫防衛大臣(63)が記者会見をおこない、中国海軍の空母「遼寧」の活動中の写真を公開したことについて「(中国側が不快感を示したことは)よほど気に入らなかったのか」と述べて “してやったり” の表情を見せた。

 

 しかし、国会担当記者は岸防衛相の “ある不安” を指摘する。

 

「5月26日の衆院予算委員会で、着席のまま答弁をおこなったんです。与野党ともに『健康上の問題が理由』とのことで容認し、岸防衛相も『認めていただきありがとうございます』と謝意を示していました。しかし、報道陣からは、立ち上がれないほど健康状態が悪くなっているのかと驚きの声があがりました」

 

 

 岸防衛相は以前から健康不安が囁かれていた。特に歩行に困難をきたすようで、杖をつく場面もあった。近ごろは両手に杖を持つようになり、さらに5月31日の参議院本会議場には「車椅子」に乗って姿を見せたのだ。

 

 車椅子といえば、先日、牛から落下し骨盤を骨折した今井絵理子参議院議員(38)も現在、国会内で使用しているが、それは秘書が手押しする一般的なタイプのもの。

 

 一方、岸防衛相が使うのは大きな車輪がついた電動タイプで、自身で操縦していた。岸防衛相が両手に杖を持って立ち上がると、秘書たちがその車椅子を折りたたんでコンパクトに片付けている場面もあった。

 

 日本を防衛する「防衛省」の長。その人物を “お守り” する車椅子とはどんなものなのか――。

 

 調べてみると2012年に設立されたWHILL株式会社が製造する「WHILL Model F」というタイプの製品だった。

 

 お値段はメーカー希望価格で26万8000円(税抜き)だという。電動車椅子は20万~40万円が相場と見られており、それに比べると意外とお手頃。

 

 アプリで残りのバッテリー量を確認できるだけでなく、車椅子の操縦やスピード調整もできる。折りたためることが売りで、列車移動でも持ち込めるなど、地元と国会を行き来する国会議員には適した製品のようだ。

 

「ロシアのウクライナ侵攻によって、防衛費は今後増額されていく予定で、防衛相は閣僚のなかでも注目を集めているポストです。最近は北朝鮮の飛翔体発射など、東アジア情勢で迅速な対応を求められる場面も多い。車椅子で歩行困難をカバーして、滞りなく執務を続けていただけるといいのですが……」(前出・国会担当記者)

 

 一国の安全保障を支えるのであれば、とんでもなくお安い値段だろう。

 

( SmartFLASH )

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